朝鮮の曲やバッハなど

在日同胞ピアニスト 梁成花さんがコンサート

9月14日、埼玉・浦和で


 在日同胞ピアニスト・梁成花さんのコンサートが9月14日、埼玉県浦和市の浦和文化センターで開かれる。ソロとしては今回が5回目。

 6歳からピアノを始めた梁さんは1992年に朝鮮大学校音楽科を卒業。同年、同校音楽科連合同窓会の推薦によりフランスへ留学、パリ・エコールノルマル音学院にてジャンミコー、ジェルメーヌ・ムニエ、アンヨンシンの各氏に師事する。九五年、パリ国際婦人(UFAM)ピアノコンクールで三位に入賞し、以後、日本各地でリサイタルやコンサートを開いている。

 96年からは母校、朝鮮大学校音楽科の非常勤講師を務めるかたわら、同胞師弟や日本の子供たちにピアノを教えている。

 コンサートでは、「竜岡打鈴」、「星を見に行こう」、「豊年歌」などの朝鮮の曲に加え、バッハ、モーツァルトなどの曲も披露される。

 梁さんは「どの曲にも思い入れがあるが、やっぱり朝鮮の曲は特別」と話す。

 「民族教育を受けたからこそ今の自分がある。その姿をみて教え子たちが何かを感じてくれたら」

 ※9月14日(木)、午後6時30分開場、7時開演、浦和文化センター小ホール(JR南浦和駅西口下車徒歩7分、TEL 048・866・3171)。入場料1500円(前売り1300円)。主催=河合楽器埼玉グループ。問い合わせ=河合楽器浦和店(TEL 048・863・4406)

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