あの時、このひと言


 「差別に負けないためにも朝鮮人として堂々と生きていこう、と真剣に語り合っている先輩たちの姿に大きな衝撃を受けました。そしてその過程で、『朝鮮人ウザイ』というののしりにただ悔しさだけを感じたのは、朝鮮人として堂々と生きていく問題意識を持っていなかったからだと考えるようになりました。…私は仲間を得たことで、朝鮮人として明るく、前向きに、堂々と生きる自分自身を『かっこいい!』と思えるようになりました」(東京都立隅田川高校三年の金順華さん。これまで4回、参加してきた日校在学在日同胞生徒のサマースクールを振り返って)

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 「高齢化は避けられない問題だが、異国の地で苦労してきた在日同胞の場合、問題はより深刻だ。日本人のための施設が整っていくなかで、同胞高齢者が集い、安心して過ごせる場、つまり『同胞老人ホーム』のようなものが切実に求められる。総聯だけでなく、民団とも力を合わせて在日同胞社会の共同事業として推し進めていくべきだろう」(5月から同胞高齢者のための「いこいの場」を開いている同胞高齢者の団体、兵庫・姫路同胞高麗会の崔在植さん=73)

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