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在朝日本人女性故郷訪問団第3陣/喜び、無念胸に帰還

 在朝日本人女性故郷訪問団第3陣(団長=リ・ホリム朝鮮赤十字会中央委副書記長)が18日、訪問日程を終え、成田から帰還した。

 第3陣の16人は訪問期間、親族、知人と対面し(13、14、17日)、出身地を訪れ(15〜17日)、両親や親族の墓参りを行った。

 17日、代表らによる記者会見が宿泊先で行われた。最高齢のシン・サンオクさん(村上尚子、76)は「故郷を訪問できるとは夢にも思わなかった。80になる姉にも会え、両親の墓参りも出来た。本当にありがたい」と感謝の気持ちを述べた。

 一方、キム・グオクさん(増田久子、61)は、「兄弟が4人もいるのに誰とも会えなかった。電話も2度したが拒絶された。40年ぶりなのにあんまりだ」と無念な表情だった。妹と再会できなかったキム・スンオクさん(大久保教子、59)も「家庭の事情もあると思うが、それだけではないと思う。日本が朝鮮を敵対視している影響もある」と述べ、「会いたい人と会えるようになるには、日本と朝鮮が近くて近い国にならなければならない」と切々と訴えていた。

ハラボジ、ハルモニ長生きしてね/在日同胞敬老の日

 15日の在日朝鮮同胞敬老の日にちなんで、各地で様々な行事が行われた。

 福岡の筑豊朝鮮初中級学校では14日、初級部の児童たちが祖父母や地域の老人たちを学校に招き、交流の集いを開いた。

 鄭善雅ちゃん(初6)が、「尊敬するハラボジ、ハルモニ、遠路はるばるよくいらっしゃいました。今日はゆっくりお過ごしください」とあいさつ。続けて長寿を祈願し、みんなで祝杯をあげ、児童たち手作りのピビムパプとワカメスープが振る舞われた。

 児童たちは公演を披露したり、感謝の気持ちを綴った手紙を読み上げるなど、祖父母たちを手あつくもてなした。李亮太君(初5)のハラボジは、「嬉しくて言葉がでない。今日は招待してくれて本当にありがとう」と涙を拭っていた。

朝鮮への食糧支援19万4千トンを要請/WFP

 報道によると、国連の世界食糧計画(WFP)は15日、旱ばつなどで食糧不足に陥っている朝鮮の児童や高齢者を救うため、今後4ヵ月間に必要な19万4000トン強(1億ドル近くに相当)の食糧を追加支援するよう国際社会に要請した。

平壌映画祭開幕

 平壌13日発朝鮮中央通信によると、第7回非同盟・その他発展途上諸国の平壌映画祭が13日、平壌国際映画会館で開幕した。

 開幕式には、楊亨燮・最高人民会議常任委員会副委員長と趙昌徳副総理、祭典組織委員会委員長の康能洙文化相らが参加した。また、各国の代表団、名誉ゲスト、総聯代表団、駐朝各国外交代表と大使館の文化関係者、外国のゲストが参加した。

 同日夕、祭典組織委員会と平壌市人民委員会が映画祭参加者のために玉流館で宴会を催した。(朝鮮通信)

朝中、IT分野で協力協定調印

 平壌15日発朝鮮中央通信によると、朝鮮と中国政府間の郵便、電子通信、情報技術(IT)分野での協力に関する協定が15日、平壌の万寿台議事堂で調印された。

 調印式には、朝鮮側から李琴範逓信相と関係部門の活動家、中国側から呉基伝情報産業相を団長とする中国政府代表団メンバー、駐朝中国大使館の李濱公使参事が参加した。(朝鮮通信)

元「慰安婦」15人、米で日本政府提訴へ

 報道によると、日本の植民地時代に日本軍「慰安婦」として性奴隷行為を強いられたアジアの女性計15人が18日、日本政府を相手取り、損害賠償を求める訴訟をワシントン連邦地裁に起こす。戦時中の強制労働をめぐり、カリフォルニア州では元米兵らが日本企業を相手に賠償を求める訴訟を相次いで起こしているが、元「慰安婦」が米国で日本政府を訴えるのは初めてのこと。

 訴えを起こす女性は南朝鮮6人、中国4人、フィリピン4人、台湾1人。原告側代理人によると、原告15人は、戦時中にアジア各地の占領地や植民地で日本政府が管理、運営していた「慰安所」で強制的に日本人兵士らの相手をさせられたうえ、暴行を受けた。

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