同胞の店
ピビンバ・カルビ丼 キムチ亭
(東京都町田市)
「石焼きカルビ丼」が人気
主人の崔健三さん(52)は15年間の会社勤めを経て店を出した脱サラ組。サラリーマン時代、常々思っていたことが「ランチでピビンバを食べられるところがあれば」ということだった。昨年11月にオープンする際には、「めし屋」にとことんこだわった。
ピビンバやコムタンクッパなどの品書きが並ぶ店内は、まさに「朝鮮料理の定食屋」といった雰囲気。JR町田駅から徒歩1分の飲食店が軒を連ねる繁華街に位置している。 「焼肉屋に1人で入ってピビンバや冷麺1杯だけ、というわけにはいかない。1人でも気軽に入ってお腹いっぱいになれる店なら、激戦区の町田駅前でもいけると思った」 崔さんの狙い通り開店以来、老若男女を問わず多くの客が訪れるという。 「あくまでも『めし屋』にこだわる」ため「ビール以外の酒は一切置かない」(崔さん)。どんぶりの主役であるご飯は「あきたこまち」を使用している。なかでも「石焼ピビンバ(880円)」と人気を2分する「石焼カルビ丼(880円)」は、ご飯の上に分厚いカルビ、もやしがたっぷり載った一品。肉汁と自家製ヤンニョム、もやしのさくさくした歯ざわりがマッチしており、ボリューム満点だ。セットの朝鮮のり、自家製キムチを混ぜて食べると、また違った味が楽しめる。 奥さんの黄順蘭さん(50)と二人三脚で店を営む。そろって微笑む夫婦の笑顔が、この店のもう1つの人気の理由かも知れない。(花) おすすめメニュー カルビクッパ(750円、うどん、ラーメン、温麺に変更可、また五段階の辛さから選べる)、ピビンバ、カルビ丼、ブタキムチ丼はお持ち帰り用もあり。 営業時間 午前10時〜午後11時、水曜休。東京都町田市原町田4丁目6―5(рO42・720・8587) |