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NHK青春メッセージで東京朝高生が審査委員特別賞

 8日に開催された「NHK青春メッセージ」(東京・渋谷のNHKホール)に東京朝鮮中高級学校の許琴伊さん(高1)が関東甲信越ブロック代表として出場、「大きな世界地図が欲しい」と題するスピーチを行い、審査委員特別賞を獲得した。

 3世の許さんは、これまで祖国の分断について深く考えたことはなかったが、下校途中に出会ったある日本人を通じて、統一を強く願うようになった。「北南首脳会談を祝って団子をくれた団子屋のおじさんは、朝鮮の慶事を自分のことのように喜んでくれた」とスピーチ。小さい頃から地図が大好きだった許さんは、「祖国が一つになった地図を買える日が来ればどんなにいいだろう」と語り、最後には「団子屋のおじさんのように私たちを応援してください」と呼びかけた。

 審査委員の香山リカさん(精神科医)は、「政治がよくわからない人にも、首脳会談がどんなにすごいことだったかを生活感豊かに伝えた」と評価した。青春メッセージは、日本各地の15〜25歳までの若者が、自分の体験や思いを表現する場で、朝鮮学校生徒の出場は7回目。

第23回学生文学作品コンクール入選作決まる

 本社が主催する第23回在日朝鮮学生文学作品コンクール(後援=在日本朝鮮人商工連合会など9団体、初級部3年以上を対象)の入選作102編が決まった。

 同コンクールは、朝鮮学校児童、生徒たちの朝鮮語作文能力を全国レベルで評価する唯一のもので、今回は1523編の応募があった。初級部3年はジャンルを問わず、初級部4年〜中級部3年の各学年と高級部は散文、韻文(詩)の各部門ごとに9人の審査委員によって審査が行われ、1等9編、2等15編、3等24編、佳作41編、奨励賞13編が選ばれた。

 1等受賞者は次のとおり。初級部3年=金亜耶(明石初級)、 散文】初級部4年=金輝成(南武初級)、5年=高君衣(明石初級)、6年=鄭八起(南武初級)、中級部1年=金宗泰(東大阪中級)、2年=姜永順(京都中高)、高級部=尹鮮愛(東京中高)、【韻文】初級部5年=金希進(東京第2初級)、中級部2年=秋峰善(千葉初中)

平壌で子供たちの迎春の集い

 【平壌発=文光善、姜イル記者】2001年を迎える学生少年たちの迎春の集いが1日午前、平壌体育館で行われた。朝鮮で年末の恒例行事となっている同公演は、今年で51回目を数える。

 公演には朝鮮の子どもたちと共に、例年同様、日本各地の朝鮮学校からオーディションで選ばれた在日同胞の子どもたち111人も出演し、6・15共同宣言に歓喜する在日同胞の姿を創作舞踊で表現。大きな拍手を受けた。観客は、「異国の地でも祖国を慕い、すくすくと育つ子どもたちの姿が良く伝わってくる」などと感想を語っていた。そのほか公演では、選りすぐりの朝鮮の子どもたちが歌や踊り、器楽演奏など18に及ぶ演目を披露し、新年・新世紀の幕開けを華やかに彩った。

 また4日には平壌の木蘭館で、金正日総書記による在日同胞学生出演者のための宴会が催された。宴会には集いで共演した朝鮮の子どもたちも参加し、交流を深めた。

21世紀の経済強国に/平壌市民大会

 労働新聞、朝鮮人民軍、青年前衛の新年共同社説で示された課題を徹底的に貫徹するための平壌市民大会が5日、金日成広場で開かれ、洪成男総理をはじめ党と国家の指導幹部、市民ら10万余人が参加した。

 平壌市人民委員会の梁万吉委員長が報告し、3紙共同社説は全党、全軍、全民を新年の総進軍に呼び起こす勝利の旗印だと指摘。そして今年が、21世紀の強盛大国建設の活路を開いていく新たな進撃の年、大転換の年になると強調し、首都の全党員と勤労者が「苦難の行軍」で成し遂げた勝利のうえで、革命と建設のすべての分野で社会主義の優越性を発揮し、強盛大国建設で新たな拍車をかけようと呼びかけた。

 とくに「今年を21世紀経済強国建設の新たな進撃の年として輝かせよう」というスローガンを掲げ、現存する経済の土台を整備し、その威力を最大限に高めながら人民経済全般を現代的技術で更新していくための活動を進めていこうと強調した。(朝鮮通信)

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