同胞コミュニティー東西南北
大阪生野南支部「ヨボセヨ」編集部
地域のネタ、足で稼ぎます
ここに注目! |
以前、支部にはトンポ(同胞)たちから「何をやっているのかわからない」「支部の予定がきちんと伝わってこない」という意見がたびたび寄せられていました。このままでは幅広い同胞に根差すどころか、支部が地域と遊離した存在になってしまう―。このような危機感から生まれたのが、支部の情報誌「ヨボセヨ」です。
1995年12月に創刊準備号を発刊し、以後毎月1回の発行を厳守し、今月で60号を迎えました。発行部数も、創刊当時の500部から1500部に増えました。支部管下に2500世帯の同胞が住んでいるといわれますが、半数以上の家庭に支部の声が届いていることになります。 今年は、「ヨボセヨ」の充実をはかり、支部が同胞コミュニティーの拠点となるように頑張ります。支部では、99年7月に生野南同胞生活法律センターを設立し、生活相談を受け付けていますが、まだセンターの存在すら知らない人もいるようです。より多くのトンポに足を運んでもらうため、「ヨボセヨ」には、センターに寄せられた相談案件の解説や、中高年をターゲットにした健康情報を載せています。今後も身近な生活ネタをたくさん掲載し、センターの活性化に寄与します。 「ヨボセヨ」のターゲットは、総聯組織と関わりを持たないトンポたちです。「金城」「高山」など、同胞と見受けられる表札のついた家にも配っているのはそのためです。しかし、一方的に配っているだけで、ひとりひとりのトンポときちんと対話はできていません。今後は、アンケートなども実施し、トンポの声を拾って紙面に反映させたいと思っています。 |