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各地で2001年度新春講演会

 各地では、21世紀を迎えて統一への新たな1歩を踏み出す朝鮮半島情勢の展望と、総聯の今年の課題、日本経済の動向に関する新春講演会などが行われている。

 13日、鳥取県西伯郡日吉津村公民館で行われた新春講演会「新世紀2001年度総聯鳥取県同胞の新春の集い」では県内に住む50余人の同胞が参加した。

 総聯中央同胞生活局の崔勝利副局長が「希望に満ちた21世紀を迎えて」というテーマで講演した後、新年会が催され、同胞たちは新世紀への抱負を語り合いながら親ぼくを深めた。講演を聞いた参加者の1人は、「同胞社会を守っていくためには、みんながしっかりと団結しなくてはならないと改めて感じた」と感想を言った。新春講演会は来月初旬まで各地で行われる。

朝鮮半島に寒波襲来/江原道など94年以来の大雪

 朝鮮半島全域が寒波と大雪に見舞われている。

 平壌支局によると12日、平壌と平安南道で日中の気温が平年より14〜16度低い氷点下27〜30度となった。各地の積雪も平年の4〜5倍で1994年以来の大雪。積雪は江原道で130〜150センチを記録、黄海南道でも85センチに達している。平壌ではここ数日だけ見ても7日に11センチ、9日に12センチ、10日に4センチの積雪があり、降水量換算だと11日現在で14ミリ。すでに同市の1月の平均月間降水量と同量になる(写真は平壌)。

 一方、ソウルでも15日の気温が86年以来、最低の氷点下18・6度を記録した。この日、江原道・鉄原では氷点下27・6度、京畿道・水原で同18・3度、仁川で同18・2度となるなど各地で厳しい冷え込みとなった。また7日にはソウルをはじめ京畿道、江原道、忠清南北道などの各地に20年ぶりの大雪が降った。積雪はソウル市内でも15・6センチ、山沿い地方では1メートル近くに達し、都市部を中心に交通が麻ひした。

日本サッカー協会、全国大会へ門戸開放/蹴球団

 在日朝鮮蹴球団に、天皇杯や日本フットボールリーグ(JFL)参加の道が開かれることになった。日本サッカー協会は15日の常務理事会で、外国籍選手を6人以上登録しているため規約により準加盟となり、都道府県レベル以上の大会、リーグへの参加が閉ざされているチームに対し、全国大会への門戸を開く方針を決めた(国体は除外)。18日の理事会で正式決定する。

 蹴球団は現在、東京都リーグ1部。これまでは優勝しても、関東リーグ昇格をかけてたたかう関東社会人大会に出場できなかったが、これで目標のJFLを目指せることになった。

北南漁業協力、早期実務接触を/朝鮮水産省代弁人

 朝鮮水産省スポークスマンは13日、第4回北南閣僚級会談で合意した北南間の漁業協力問題について談話を発表し、北南漁業実務者の早期接触を提案した。

 同スポークスマンは、昨年末の第4回閣僚級会談で、北側が朝鮮東海漁場の一部を南側に提供するとの提案を行い、10日に行われた「わが民族同士で統一の扉を開く2001年大会」でも漁業提供実現への期待が述べられたと言及。漁業協力は、民族共同の繁栄に寄与し、南側漁民の生活改善にも貢献する、と強調した。

 さらに、北南漁業実務者の接触を速やかに開催することを南側に提起しながら、「南側が積極的に呼応し、協力することを期待する」と述べた。(朝鮮通信)

統一チーム協議へ/国際卓球連盟

 報道によると、国際卓球連盟(ITTF)のアダム・シャララ会長は11日、世界選手権大阪大会(4月23日〜5月6日)での北南統一チーム結成に向け、2月に両国代表団を大阪に招いて話し合いを行う考えを明らかにした。選手権エントリー締め切りの2月22日までに開くことを希望しており、早急に朝鮮側に招待状を送る予定。朝鮮側は同選手権への参加の意向は示しているという。

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