同胞の店

焼 肉  梨花苑 
                  (東京都 国分寺市)

カルビだけでも7種類


 カルビだけでも7種類の品揃えに驚く。「財布の中身と相談しながら外食ができるように、質の良い肉を仕入れてパーツごとに細分化し、価格のランク付けを多様化した」(マスターの金泰植さん=52)。味付けはいたってオーソドックス。肉のおいしさを多くの人に十分楽しんでほしい、との配慮からだ。

 マスター自ら名付けた「カットステーキ(牛バラの『貝の実』と呼ばれる部分)」は、まるでとろのような食感だ。素材の良さには定評があり、新鮮ならではのレバ刺し目当てで訪れる人も。テレビでも(テレビ東京『TVチャンピオン』)紹介されたほどだ。

 「朝鮮人が作る本物の味を広めたい」と、JR国分寺駅から徒歩1分の場所に店を構えて今年で10年目。多くの店が開店しては短期間で店をたたんでいくなかで着実に客をつかんできた。

 客層は、同業者や肉を良く知っている人が多いので「手が抜けない」と苦笑する。白ワインを加えたタレはまろやかで深みがあり、コシヒカリを使用したご飯はふっくら、でも柔らかすぎず焼肉にぴったりの炊き加減だ。

 「ラーメン屋に入る感覚で焼肉を気軽に楽しんでください」(金さん)。  (花)

 「新報見た」で本紙本日付から1ヵ月間瓶ビール1人1本サービス。KYNカード持参者は一割引き。

 おすすめメニュー カルビ(880円)、特上タン(980円)、特上ハラミ(880円)、ランチタイム限定のタンカレー(サラダ、コーヒー付き、600円)

 営業時間 午前11時30分〜午後2時30分、午後5時〜午前12時30分(昼は土、日休)。元旦のみ休。東京都国分寺市南町3―15―4。TEL 042・324・7003。

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