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総聯東京都本部、石原発言に抗議

米国テロに絡め「北朝鮮脅威」煽る

 総聯東京都本部は2日、石原慎太郎・東京都知事が9月30日のテレビ番組で、米国でのテロ事件と関連し、「北朝鮮の脅威」への対策が緊急であるかのように世論をあおったことについて抗議した。

 同本部の李海晃副委員長ら一行は都庁記者クラブで会見して金守埴委員長名義の抗議文を発表した後、日朝友好促進東京都議会議員連盟の和田宗春事務局長と共に知事秘書室の秘書課長、青山★(人偏の横上に八、横下に月)副知事の秘書に面会して抗議文を手渡した。

 抗議文は、今回の事態に関連しても朝鮮外務省が速やかにテロ反対の立場を表明したように朝鮮とテロは無縁だと強調。石原知事の発言は朝鮮を「テロ国家」として敵視し、朝鮮半島とアジアに対する軍事的進出と国内治安体制の強化を正当化、助長するものだと批判した。また発言の根底には朝鮮民族に対する深い蔑視と差別の思想が横たわっていると指摘し、発言の撤回と謝罪を求めた。

 なお3日に開かれた都議会日朝議連の総会でも、この問題と関連し、適切な対処をしていくことが話し合われた。

平壌で尹伊桑音楽会

「私の地、私の民族よ」など演奏

 第20回尹伊桑音楽会が9月26日から28日まで、平壌の牡丹峰劇場で開催された。1982年以来毎年開催されている。

 尹氏は、祖国統一への思いを込めた交響詩、交声曲などを多数創作し、南朝鮮と海外で活躍した音楽家である。

 音楽会では、「私の地、私の民族よ」をはじめとする尹氏の作品やスメタナ作曲の「わが祖国」などが演奏された。

 一方、尹伊桑音楽研究討論会が27日、平壌の人民文化宮殿で行われた。

 尹氏が創作した作品の思想と内容、形式とジャンル、独特な表現方式などについて解説、論証し、祖国統一と民族の団結のために尽くした同氏を高く評価した。(朝鮮通信)

創建52周年、中国指導者に祝電

金正日総書記、連名で

 金正日総書記は9月30日、金永南最高人民会議常任委員会委員長、洪成南内閣総理と連名で、中華人民共和国創建(10月1日)52周年に際し、江沢民国家主席(中国共産党総書記)、李鵬全国人民代表大会常務委員会委員長、朱鎔基首相に祝電を送った。

 祝電は、中華人民共和国の創建は画期的な出来事だったと指摘。「朝中友好を重んじ強化発展させていくのは、朝鮮労働党と共和国政府の一貫した立場である」と述べ、同国の隆盛発展を祈願した。(朝鮮通信)

金永南委員長、乱射事件でスイス大統領に慰問電

 金永南最高人民会議常任委員会委員長は、スイスのツク州政府庁舎での銃器乱射事件によって人命被害が出たことに対して9月30日、同国のモリツ・ロイエンベルガー大統領に慰問電を送り、スイス連邦政府とツク州政府、被害者とその遺族に深い同情と哀悼の意を表明。朝鮮政府と人民はスイス人民、遺族と悲しみを分かち合っていると指摘した。(朝鮮通信)

平壌産院に婦人腫よう科を新設

 平壌9月28日発朝鮮中央通信によると、今年に入り平壌産院に婦人腫瘍(しゅよう)科が新設された。同産院では昨年8月の金正日総書記の指導を機に同科新設の準備を進め、婦人科専門医と腹部外科のベテラン医師をスタッフに加え、最新器具、設備を設置、開設にこぎつけた。(朝鮮通信)

北南対話に水差すな、と米国に警告

朝鮮中央通信論評

 平壌9月29日発朝鮮中央通信は、第5回北南閣僚級会談で主要な合意に達したことで論評を発表。

 今会談は、北南間の対話と和解、協力のプロセスがスムーズに行けば、国の統一へとつながるという強い期待を抱かせていると指摘。「北南対話が順調に行われるためには何よりも、外部勢力の干渉を遮断するのが重要」と強調し、米国に「北南対話に水を差してはならない」と警告した。(朝鮮通信)

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