同胞の店

炭火焼肉・くいしん坊
(東京都足立区)

「低価格で味も自慢」/10月いっぱいワンドリンクサービス


 オーナーの張浩樹さん(36)が長年の夢だった焼肉屋をオープンしたのが昨年の11月。以来、「気軽に焼肉を楽しめる」と地元の人々から好評を得ている。

 「おいしい肉を気兼ねなく食べてもらいたい」との配慮から、すべての肉は「特上」、「上」などと価格区分をしていない。1種類の肉につき1メニューのみというシンプルなもので、一番高いものでも800円というリーズナブルさだ。低価格だが質にもこだわっており、ハラミ(800円)などは「ほとんど原価に近い」(張さん)上物を出している。売り切れ必至の一品だ。

 肉を焼いていて気が付いたのが表面に細かく入っている切れ目。仕込みの際にホルモンで10本、ミノで4本程度、肉の固さに合わせて包丁で筋を入れているそうだ。こうすることで、中まで焼けてより柔らかい食感になるとのこと。なるほど、食べてみると肉の歯ごたえは残しつつも、サクッとかみきることができる。これなら「ホルモンは苦手」という子どもでも抵抗なく食べられそうだ。

 「塩焼きミックス」(2人前、1000円)はホルモン、ミノ、ギャラ、タン、Pトロを盛り合わせた一品。レモン汁をつけて食べるのが一般的だが、ここではごま油と塩のタレで食すことをお勧めする。ごま油の風味が肉の味にコクを与え、違った味を楽しめる。

 奥さんの゙慶順さん(36)とともに、仲良く切り盛りしている。おしどり夫婦ぶりも必見だ。(花)

 おすすめメニュー  ミノ、ホルモン、豚ナンコツ(各500円)、テグタンスープ(600円)

 営業時間  午後5時〜11時。木曜休。東京都足立区栗原3―30―3。TEL  03・3898・7297。

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