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アボジ、オモニら通学バスを寄贈

西神戸、東京第4、名古屋

 新学期を迎え、各地の朝鮮学校で通学バスの寄贈式が行われた。西神戸朝鮮初級学校では、学父母らが2台のバスと滑り台を寄贈した(写真上)。女性同盟西神戸、須磨垂水の両支部活動家とオモニたちが中心となり、4月からバス購入のための運動を展開した。バスには附属幼稚班園児と初級部生徒ら70余人が乗車し、毎日元気に通学しているという。

 東京第4初中級学校にも、2台のバスが寄贈された(写真中)。バスを送ったのは女性同盟足立支部傘下のオモニたちと足立地域青商会のアボジたち。女性同盟では4月の学校チャリティーコンサート「未来をキミたちに…」で得た収益金でバスを購入。青商会では、オモニたちの学校を支援する気持ちに心を打たれ、バスを送ることを決めたという。名古屋初級学校にもバスが寄贈された(写真下)。同校は昨年4月に愛知第1、第2、第3初級が統合して新たに出発。現在、早朝5時半から、10台のバスが運行。学校教育会では、「1口3000円運動」をはじめ、各種販売とマイライン加入事業などを通じて、バス購入費を確保した。

朝鮮各地の農村で秋の収穫が始まる

 平壌3日発朝鮮通信によると、朝鮮各地の農村で秋の収穫が始まった。

 黄海南北道、平安南北道などではトウモロコシと稲の刈り入れが、両江道などではジャガイモの収穫も始まった。

 しかし、すでに広く報道されてきたように、朝鮮の農村では今年も異常気象の影響によって農作物が被害を受けた。(朝鮮通信)

黄海南道の第2段階土地整理事業開始

 平壌3日発朝鮮中央通信によると、黄海南道の第2段階土地整理事業が始まった。

 第1段階事業は昨年10月10日、朝鮮労働党創立55周年を控えて開始され、20万余りの小区画田と1万2000余キロの畔がなくなり、5万余ヘクタールの土地が1000〜1500坪の企画田に整理された。第1段階事業は120余日間で終了した。(朝鮮通信)

平壌・檀君陵で開天節行事

 開天節(朝鮮民族の始祖、檀君が最初の古朝鮮国家を建国した日)の3日、平壌市江東郡の檀君陵で行事が行われ、民族和解協議会会長の金永大社会民主党委員長、檀君民族統一協議会会長の柳美英天道教青友党委員長ら朝鮮の政党、政権機関、社会団体、宗教団体関係者と海外同胞が参加した。

 行事では檀君祭が行われ、檀君聖王を追慕して黙とうを捧げた後、柳会長が記念の辞を述べた。また、平壌市芸能人による民族芸術公演が披露された。(朝鮮通信)

社青総会、金慶虎氏を第1書記に選出

 金日成社会主義青年同盟中央委員会第23回総会が3日、平壌で開かれ、同盟中央指導機関メンバーの召喚および補選問題が討議された。

 総会では李日煥第1書記を活動上の関係で解任、召喚し、金慶虎氏を後任に選出した。(朝鮮通信)

世界柔道優勝者らを朝鮮政府が表彰

 2001年世界柔道選手権大会で好成績を上げた選手と監督、スタッフが国家表彰され2日、平壌の人民文化宮殿で授与式が行われた。

 授与式では、人民体育人のケ・スンヒ選手(女子52キロ級優勝)に労働英雄称号と金メダル、国旗勲章第1級、そして金日成主席のネーム入り腕時計と金正日総書記からの贈り物が授与された。

 また、リュ・ジュソン監督に人民体育人称号、リ・ギョンオク選手に功勲体育人称号など、多くの選手と監督、スタッフに勲章とメダルが授与された。(朝鮮通信)

2重基準の排撃を

朝鮮代表、国連で主張

 9月26日、第56回国連総会で機構の活動に関する報告討議を国連事務総長が行った際、朝鮮代表が演説した。

 代表はその中で、新世紀に各国の平和と安全を保障するのが国連の中心的課題であるという事務総長の見解に同意しながら、大国が弱小国の自主権を威嚇し、紛争問題を支配主義実現の目的に利用できないようにすることに特別な注目を向けるべきだと強調した。

 また核軍縮実現の必要性について言及。「人類の平和偉業を実現するためには、核軍縮が実現されるべきである。核兵器保有国は、核兵器撤廃の時刻表を提示するなど実践的措置を取ることにより、全般的で完全な軍縮をめざす信頼を築くべきである」と指摘しながら、とりわけ国連活動において2重基準の適用が徹底的に排撃されるべきだと語り、そのために国連の主動的役割、特に総会の機能と役割を決定的に高めなければならないと主張した。

 そして、この問題を国連憲章に関する特別委員会で討議し、当該の勧告を総会に提出するよう措置を講じることが必要であると提起した。(朝鮮通信)

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