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「初心に戻り頑張る」

京都「エルファ」の鄭所長

 介護の現場で顕著な活動をしている団体、個人を表彰する「2001年毎日介護賞」(主催=毎日新聞社、後援=厚生労働省、日本医師会など)の表彰式が11日、東京・竹橋の毎日新聞東京本社で行われ、同賞に選ばれた京都コリアン生活センター「エルファ」の鄭禧淳所長に表彰状と副賞の100万円が贈られた。

 主催者を代表し、斉藤明同社社長があいさつ。朝鮮語のわかるヘルパー派遣やデイサービスに取り組むなど、福祉の目が届きにくい同胞高齢者を支援するエルファの活動は、「国際性に富み、日本の将来に向けた一つの方向を示すもの」と評価した。

 鄭所長は、NPO法人を取得し、地域の国際化や同胞障害者のための活動に取り組んでいる点について報告しながら、「賞に恥じないよう、初心に戻って頑張りたい」と喜びを語った。なおこの日、受賞3団体代表による座談会が同社で行われた。座談会の内容は今月下旬の毎日新聞朝刊に掲載される予定。

「北南朝鮮の山に登るのが夢」

第7回在日同胞大登山の集い(東日本ブロック)

 去る8〜9日、東日本ブロック在日同胞大登山の集いが長野県八ヶ岳、霧ケ峰で行われ、40〜80代の200人の同胞登山家が参加した。今年で7回目を迎える、登山の集いは去年まで全国規模で行われたが、今年からは東日本、近畿、中四国・九州、の3つブロックに分けて行われた。

 1日目は麦草峠(2120m)からスタートし、縞枯山(2403m)、茶臼山(2384m)を経て、北横山頂駅(2284m)まで3時間かけて歩き、ロープウェイで降りるAコース、麦草峠から1時間ほど山の麓を歩いた後、バスに乗りAコースと合流してロープウェイに乗るBコースにわかれた。夜は白樺湖観光ホテルで東京朝鮮歌舞団の公演と宴会が行われた。

  2日目は霧ヶ峰(1925m)を約1時間かけて登り、八島ヶ原湿原を散策。昼食をとった後、解散した。

 在日朝鮮人登山協会の金英会長は解散時に「来年は漢羅山をはじめ北と南の両方の山を登るのが私達、在日登山家の夢である」と言って閉めくくった。参加者はこの言葉にうなずきながら大きな拍手をし、気持ちを1つにしていた。

民間交流当分延期、当局対話は予定通り

祖国平和統一委員会代弁人

 祖国平和統一委員会スポークスマンは12日、第4回離散家族・親戚訪問団交換とテコンド★(テは足偏に台)拳道師範団のソウル派遣を当分の間延期せざるをえなくなったと明らかにした。
(社会欄に全文)

 その理由について、南朝鮮で現在、全軍と警察に「非常警戒態勢」が下り、「国家安全保障会議」などで「鉄のような安保体制」が力説され、軍部が北側の軍隊の「動向について対策を論議」し態勢強化を公言していることなどをあげ、「わが方を挑発して緊張と対決のムードを高めるのは、民族同士力を合わせていくという6.15北南共同宣言の精神に反し、わが方をひどく刺激する行為」と指摘。このような殺伐とした雰囲気の中で対話と往来をスムーズに行うのは困難だと指摘した。

 しかし、談話は「北南間で対話と協議を発展させていこうというわれわれの意志は確固としたものであり、一貫している」と強調。10月中に予定している第6回北南閣僚級会談と北南経済協力推進委員会第2回会議、金剛山観光活性化のための第2回北南当局者会談は予定どおりそのまま行うつもりであると明らかにした。(朝鮮通信)

洪成南総理ら、ロシア新大使と会見

 洪成南総理は9日、平壌の万寿台議事堂で表敬に訪れたアンドレイ・カルロフ駐朝ロシア新任大使と会見した。弓錫雄外務次官が同席した。

 一方、最高人民会議常任委員会の楊亨燮副委員長も同日、また、金鎰武l民武力部長、白南淳外相も4日それぞれ万寿台議事堂でカルロフ大使と会見した。(朝鮮通信)

ホッケー男子で朝鮮金

アジア・ローラースケート

 1日から6日まで台北で開かれた第9回アジア・ローラースケート選手権大会ローラーホッケー男子で朝鮮が優勝、金メダルを獲得した。大会にはアジアの10の国と地域が参加し、朝鮮のパク・キボム選手に最優秀賞が授与された。(朝鮮通信)

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