朝鮮の植物学者たちが、国宝級の価値をもつ図書「朝鮮植物誌」（増補版、全１０巻）を新しく編さんした。

　同書は、朝鮮の各地に分布している植物（特産種・固有種含む）を調査、分類して体系化した叢書である。これには、朝鮮の４３００余種の植物が載っている。

　「朝鮮植物誌」は、当該の植物の分類学的原則にしたがって目、科、属、種、等級別に特徴付けて叙述し、絵も添えられている。

　１９７０年代に出版された「朝鮮植物誌」（全７巻）に比べ、およそ２５０余種の植物が補充、収録されている。

　そのうち、新しく発見されたのはおよそ20種であり、未記録のものは６０種ぐらいである。また、およそ４００の植物に朝鮮語の名を新しく付け、８００余の植物は改称して載せた。

　植物原図は２５７０余りが添付されたが、そのうち、３００余りは新しく補充、修正したものである。

「朝鮮植物誌」は、国の植物資源を保護、増殖し、効果的に利用することに大いに寄与している。（朝鮮通信）

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