広島初中高、公開授業と交流会

日本人教員が主催


 広島朝鮮初中高級学校 (広島市)で4日、日本学校教員、議員、日本学校在学同胞生徒を対象にした公開授業と交流会が行われた。在日朝鮮人中等教育実施55周年に際して行われたもので、日本人教員による実行委員会が主催した。民族教育の権利拡充を目的とした公開授業は、20余年前から同校で毎年行われている。

 60余人の参加者は、幼稚班から高級部までの授業を見た後、各クラスに入って児童、生徒たちと交流。朝鮮の言葉や歌を習ったり、広島における朝鮮人部落の形成過程について学んだ。

 教員らは、「授業のテンポが良く内容が深い。同じ教員として初心に帰らねばと思った」(横間洋海・呉工業高校教員)、「民族性を守ろうという強い意志が伝わってきた」(岡田洋子・府中市立第4中学校教員)などの感想を述べた。また、朝鮮学校に対する教育助成がない府中町の町議会議員は、助成金を支給できるよう次の議会で奮闘したいと決意を述べていた。【広島初中高】

日本語版TOPページ

 

会談の関連記事