同胞コミュニティー東西南北

民族の魂呼び起こす楽しさを

女性同盟静岡西部支部・チャンゴ、舞踊サークル

ここに注目!

◆月2回の幹事会で企画発案
◆会報発行
◆家族参加でのイベント
◆祖国への米支援、敬老会なども

 トンクタッタ、ククタクタッタッ…。近年、各地の同胞たちの間で盛んに行われているチャンゴサークル。朝鮮人に生まれて、この民族打楽器―チャンゴに憧れを抱かない人はいないと言っても過言ではないでしょう。私たちも、遅ればせながらその流れに乗って船を漕ぎ始めました。

 とは言ってもサークルができたのはもうすでに4〜5年前のこと。より多くの同胞女性が集える場を作ろうと始めましたが実際にはなかなか集まれず、発足数カ月で有名無実なサークルになってしまいました。そんな時、隣の中部支部でチャンゴと舞踊サークルが始まりました。また地元で行われた金剛山歌劇団と東海朝鮮歌舞団の合同公演などが徐々に復活への雰囲気を盛り上げていき、まずは専従から練習を再開。今では約10人の同胞女性が参加しています。

 チャンゴはとても魅力のある打楽器です。右側(チェピョン)と左側(クンピョン)では音が違うし、叩くバチの形も、打ち方も違います。初めは左右の違いに戸惑いましたが、慣れてきて、左右を同時に叩く「ドン」が決まった時はなんとも言えない爽快感。徐々に高度になってくると装飾音を入れますが、これができるようになると気分は「名人」、どんどん楽しくなってきます。

 私たちは今、来月11日に女性同盟支部が主催する同胞女性の集い「チョゴリエマンナム(チョゴリの出会い)」での発表を前に、練習に余念がありません。苦労を重ねてきた1世の同胞女性に楽しんでもらおうという趣旨の集いで私たちは、初めて本格的な「ソルチャンゴ」に挑戦します。

 技術面ではまだまだとても人前で叩く水準ではありませんが、2年半もの間、コツコツと積み上げてきた成果を試す場です。ダメだダメだと繰り返しながらも、みんながんばっています。民族の魂を呼び起こしてくれるチャンゴ。今、このチャンゴがとても楽しいです。(責任者=李英姫)

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