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55の作品に金賞

第34回在日朝鮮学生中央芸術コンクール

 中等教育実施55周年記念第34回在日朝鮮学生中央芸術コンクールが1、2の両日、東京・北区十条の東京朝鮮文化会館をはじめ練馬文化センター、板橋区立文化会館などで開催され、声楽、民族器楽、洋楽器、舞踊の4部門に1500余人の中高級部生徒たちが出演した。

 同コンクールは、芸術サークルに所属する中高級部の生徒たちが1年間の練習の成果を全国レベルで競い合う唯一の場。朝鮮舞踊や民族楽器の演奏など、各地方予選を突破した中級部と高級部から206作品がしのぎを削った。

 2日、コンクール終了後、授賞式と優秀作品の発表会が東京朝鮮文化会館で行われ、55の作品が金賞に輝いた。発表会では尼崎初中の群舞「希望はカバンの中に」(写真)、神戸朝高の洋楽器合奏「鼓動−世紀を越えて」、東京朝高の合唱「私のチョゴリ」など、金賞受賞作品の中でも特に高い評価を受けた20作品が披露された。

檀君神話でミュージカル

愛知の若いオモニ連絡会が主催

 愛知県下の新しい世代のオモニたちの連絡会「トンム21ネットワーク」主催の「みんなあつまれ タングンファミリーコンサート」が10月28日、名古屋市南区のサン笠寺サンホールで開催され、750余人が観覧した。1部では、歌のお兄さん・お姉さんたちによる歌と踊り、体操のお兄さん・お姉さんによるアクロバットと芸術体操、ちびっこタングン(各朝鮮学校附属幼稚班の年長組男子と猪子石コリアンキッズ)による太鼓たたきなどが披露された。2部は5つのオリジナルソングをパターンに、朝鮮の始祖である檀君の神話をモチーフにした「檀君神話」ポケットミュージカルが上演された(写真)。

 コンサートが終わってからも、当日披露された「タングンマーチ」などを歌い踊っているという子どもたち。出演者たちは、「こうした方法で子どもたちに民族性を植えつけることもできる」との確信を深めたようだ。【愛知支局】

主要反テロ協約に加盟

朝鮮外務省代弁人が表明

 朝鮮民主主義人民共和国外務省スポークスマンは3日、朝鮮が主要反テロ協約に加入する問題と関連し朝鮮中央通信社記者の質問に次のように答えた。

 われわれは、世界的にテロを根絶するためにあらゆる努力を傾けてきたし、今回はそのような努力の一環として国際的な反テロ闘争の重要な手段となる「テロ資金供与防止国際協約」に署名することを決定した。

 これとともに「人質反対国際協約」にも加入することにした。

 これによって朝鮮は、国際的に現存する主要な反テロ協約に基本的にすべて参加することになる。

 われわれは今後も、テロに反対する努力を一貫して傾けていくだろう。(朝鮮通信)

9日から金剛山で閣僚級会談開催へ

 北南閣僚級会談北側代表団の金リョンソン団長は3日、第6回閣僚級会談を金剛山で開こうという北側の一貫した提案を南側が遅まきながらその妥当性を認め同意したことについて、南側代表団首席代表に電話通知文を送り、次のように指摘した。

 北と南は同じ民族としていかなる場合にも6.15共同宣言の基本精神を尊重し、民族の利益を優先視して同族同士、力を合わせ和解と団結、統一の広い道を切り開いていくべきである。

 われわれはこのような立場に基づいて9日から12日まで、金剛山で第6回会談を開こうということを貴方に通知する。(朝鮮通信)

海外侵略のテロ特措法参院通過で労働新聞論評

 労働新聞4日付は、アフガニスタンに対する米国の報復攻撃に、日本自衛隊が兵たん支援することを骨子とする「テロ対策特別措置法」案が参議院本会議を通過したことを論評。「同法に基づいて自衛隊は今後、海外で行われる米国のいかなる軍事作戦にも加われるようになった。これは、軍事大国化と軍国化を進めてきた日本反動勢力が海外侵略のきわめて危険な一歩を踏みだしたことを示唆するものだ」と警鐘を鳴らした。(朝鮮通信)

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