小平市に対する要望書


 小平市は、1996年9月17日、警視庁小平警察署外事課係長中園警部補ら5名の司法警察職員が同市役所を訪れ、出入国管理及び難民認定法違反事件捜査のためと称して同市が保管している外国人登録原票の網羅的閲覧を要求したのに応じて、同市に在住する申立人らをはじめとする外国人全員の外国人登録原票を閲覧させた。

 これは、法務省の定めた外国人登録事務取扱要領に反したものであり、プライバシー保護、適正手続の保障に違反する行為であって、憲法13条、同31条に反すると同時に国際人権(自由権)規約17条、同26条等に違反する人権侵害である。

 同市は、このような取扱をすでに廃しているとのことであるが、今後、同様の行為を2度と繰り返すことがないことは勿論、今後警察署などから同様の要求があった場合には、それを拒否するとともに、その事実を社会的に明らかにするように要望するものである。

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