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憲法、国際規約違反
市には要望書
日弁連、小平警察に勧告書 東京・小平警察署が1996年11月、「出入国管理及び難民認定法違反捜査」を口実に小平市が管理する市内在住の全外国人登録原票を10数年以上にわたって不法に閲覧していた事件と関連し、日本弁護士連合会の久保井一匡会長は10月31日、小平警察署長に勧告書、小平市長に要望書を提出し、人権侵害を繰り返さないよう求めた。同市在住の9人の同胞が日弁連人権擁護委員会に人権救済申立をした(97年3月31日)ことを受けたものだ。久保井会長は小平警察署長に対する勧告書で、被疑者名、被疑事実を告げず、外登原票を閲覧した同署の行為は憲法、刑事訴訟法、国際人権規約に違反するものだと断じた。調査報告書では、小平警察署は違法行為について「反省すらしていない」と非難している。小平市には当時、約3100人の外国人が在住しており、その半数は朝鮮大学校の関係者だった。事件を受け同胞と日本市民が抗議活動を展開し、市長が謝罪した。(要望書と勧告書の全文、調査報告書の抜粋) 連けい強め学部発展に尽力 朝大理学部連合同窓会結成 朝鮮大学校理学部連合同窓会の結成総会が2日、東京ステーションホテルで開かれ、43期までの各期卒業生代表と元・現教員など150余人が参加した。 総会では同校の張炳泰学長、朝大連合同窓会の李相大会長があいさつした後、総会に先立ち行われた各級代表者会議の事業報告が行われた。また会則が採択され、役員が選出された。初代会長には崔哲氏(10期生)が選ばれ、「大学と学部の発展のために卒業生たちが力を合わせて寄与していこう」と呼びかけた。 2部では宴会が催され、総聯の各機関や科学技術分野で活躍している卒業生たちが紹介された。 理学部連合同窓会では今後、卒業生たちの連けいを強めながら、親ぼくと交流、情報交換などをはかる一方、学部の発展に尽くしていくという。 5回会談合意の履行を 金剛山で6回閣僚級会談 【平壌発文光善、李松鶴記者】6.15共同宣言履行のための第6回北南閣僚級会談が9日、金剛山で始まり、双方代表団(北側団長=キムリョンソン内閣責任参事、南側団長=洪淳瑛統一部長官)が参加した。 金団長は基本発言の中で、6.15宣言の精神は「わが民族同士」という点にあるが、第5回会談後の南側の対応を見ていると、それよりも「外勢との共助」に目を奪われているようだと強調。南側が外国のテロ事件を口実に非常警戒措置を取るなど、北側をひどく刺激する行動に出て5回会談合意の履行を中断させたことに言及した。 そして、南側が5回会談の合意を履行し、統一を成し遂げる道に踏み出すのか、外勢と反北対決の道に踏み出すのか、立場を明白にするよう迫りながら、対話の方法で問題を解決しようとの北側の立場に変わりはないと指摘。南側が非常警戒措置などを解除し、現在の殺伐とした環境と雰囲気を一新する措置を取り合意事項の履行日程を再調整する方向に出てくるよう求めた。 中国のサーカス祭典で「金獅子賞」受賞 10月27日から11月4日にかけて行われた第8回中国呉橋国際サーカス祭典で、世界の舞台で披露され賞賛を浴びてきた平壌サーカス団の空中サーカス 「飛び交う乙女たち」に最高賞の「金獅子賞」が授与された。 また、サーカス「綱中心造形」とマジック「ハトの才」も「銅獅子賞」を受賞した。 人民保安省協奏団、ロシア大使館で公演 カルロフ大使の招待により6日、人民保安省協奏団の公演が駐朝ロシア大使館で行われ、大使と共に姜錫柱第1外務次官など朝鮮側関係者、大使館員とその家族が鑑賞した。 公演では混声重唱「兵士は歌う、われらの最高司令官」、女声3重唱「英雄兵士と故郷の乙女たち」をはじめ、女性ギター併唱「誰が知ろうか」、男性ギター4併唱「沿海州パルチザンの歌」などロシア歌曲も披露された。(朝鮮通信) |