東京で在日朝鮮学生美術展

334点の作品展示


 今年で30回を数える在日朝鮮学生美術展覧会が6〜11日、東京の目黒美術館区民ギャラリーで開催された。

 今年は日本全国の幼稚園児から高級部生徒までの応募作品8844点のうち、3つの特別金賞を含めた334点の入賞作品と多数の佳作、地方入選作品が展示された。

 また、西東京朝鮮第1初中級学校が特別学校賞を受賞した。学校賞を受賞したのは初級部20校、中級部9校、高級部3校。

 審査員の1人でもある東京中高美術科教員の高石典氏は「今年の展覧会には、30回目という節目の年ということもあって量、質ともに優れた作品が集まった。子どもたちの素直さが多種多様な材料を用いて、豊かに表現されている。テーマも身近な学校生活や家族とのふれあいから国際的な環境問題、『17歳問題』など幅も広がった。鋭い問題意識を持って民族性を自覚しつつある子どもたちの成長ぶりを感じさせられた」と語っていた。

 展覧会は、神奈川(11月22〜29日、川崎教育文化会館)、大阪(来年1月17〜18日、生野区民ホール)、岡山(来年2月16日、倉敷早島町町民総合会館・ゆるび野舎)などで随時開かれる。

日本語版TOPページ

 

会談の関連記事