同胞コミュニティー東西南北

第2の青春、和気あいあいと

女性同盟長野中信支部・バレー部

ここに注目!

伝統引き継ぎ
尽きない話題
◆幅広い年齢層
◆関東大会で1勝を
◆家庭円満の一助にも

 長野初中の付属幼稚園に子どもを通わせるオモニたちの間で「何かしたいね」と言い出したのが始まりです。他県から嫁いできたオモニも多く、若いオモニたちを中心に誰でも集まれ、何でも話し合える場があればいいなと思っていました。20年ほど前、長野には全国大会にも出場する強豪オモニバレーチームがありました。そこで、経験者は少ないけど私たちがその伝統を引き継ごうと1999年11月、バレーボール部を結成しました。しかし当時のメンバーは4人。6人いないと試合もできません。集まっては、練習よりも学校や子育て、女性同盟の活性化など、話が尽きませんでした。

 しかし徐々にメンバーも増え、今では50代1人、40代3人、30代6人、20代2人という幅広い年齢層の12人となりました。監督は、先代の強豪バレー部を率いていた崔丈泰さんが再び引き受けてくれ、なかには親子2代にわたって指導を受けているメンバーもいます。練習は週1回。試合は主に近所の日本のママさんチームと行っており、こうした場が在日同胞と朝鮮学校への理解を広げるきっかけになるよう努めています。

 当面の目標は目前に迫った関東大会での1勝。4月に初めて出場しましたが、緊張してみな体が固まってしまいボロボロの結果でした。将来的には中央大会での優勝を目指しています。

 みな小さい子どもを抱えており、家族の協力は不可欠。女性同盟のOBたちも助けてくれます。練習の間子どもを預かり初めて子育ての大変さを知ったアボジも多いようで、バレー部は家庭円満にも役立っているのではないでしょうか。近々、アボジたちやOBたちとの対戦も企画しています。

 とにかく和気あいあい、楽しいのがチームの特徴。学校卒業以来あまり味わったことのない、1つのことにみんなで取り組むという経験、まさに第2の青春を楽しんでいます。(メンバー一同)

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