トクアッパの子育て日記
トルチャンチの福笑い
アリョンが生まれてからこの1年間、時が過ぎるのがすごく早かった。11月6日には無事に1歳をむかえ、親となった喜びをかみしめた。誕生日には家族で食事でも…のはずが実家ではわれわれの知らないところで、ハルベ、ハンメパワーでトルチャンチの準備が着々と進められていた。結果的に日ごろお世話になっている方々も招待してのチャンチを行った。
チョゴリを2着も準備して、嫌がるのをよそに交互に着せながら写真を何枚も撮った。ご存知のとおりアリョンのはげた頭にチョゴリはミスマッチ(可愛かったけど)。プレゼントもたくさんもらったし、キャッシュを封筒にいれてくれて祝ってくれた方もいました。祝ってくれた方々に感謝の気持ちでいっぱいだった。 テーブルの上にはチャプチェ、コサリ、ミョンテ、などの朝鮮料理のほかにかつお、蒸し鳥、から揚げ、かぼちゃの煮物、ケーキ、ビール、焼酎などが並べられた。集まったお客さんは料理に舌つづみを打ちながらもアリョンの笑顔、泣き顔、物を食べる姿を見て目を細めていた。恒例の「筆」と「ペン」と「ハサミ」「お金」と「定規」を2メートル先に並べてアリョンが何を手にするか見守った。なんと「筆」をとった! そうかそうか、将来は立派な学者さんになるのかということでその場が大盛り上がり! オンマは「お金」に色とりどりのビーズをつけて、アリョンの気を引かせたかったみたいだけど一切興味なしってかんじでショックを受けていた。 「おいおい人生金じゃないだろ? 才能と愛があれば幸せだとおもうよ俺は…」「はい、じゃアッパのおこずかい減らしてもOKね」… それから、ウリ風習にはないのだけれど一升餅も担がせてみた。アリョンには餅が重すぎて後ろのほうにコテッとたおれて頭を畳にゴチンして大泣き。 何はともあれこの1年間アリョンが無事育ってくれたことに感謝、感謝。(玄徳盛・会社員) |