同胞コミュニティー東西南北
関東大学リーグに初参加 5部昇格決める
朝大ラグビー部
ここに注目! |
◆クラブ選手権2連覇 |
◆目標は大学選手権出場 |
◆ランニング・ラグビー |
朝鮮大学校ラグビー部(玄泰成主将)は1968年、九州朝鮮高級学校でラグビーを教えていた全源治監督の赴任を機に創部されました。全監督は福岡明善高、東京教育大学(現在の筑波大学)のラグビー部キャプテンとして活躍されました。
全監督率いる朝大ラグビー部は当時、関東大学ラグビー連盟に所属できませんでした。それは朝大が文部省(当時)の認める「1条校」ではなかったからです。 そこでわが部は全監督の友人や知人の力を借り、日本の大学との練習試合を重ねてきました。88年には初出場した東京都大学クラブ選手権で優勝。その後もクラブ大会で挑戦を続け、99、00年には関東学生クラブラグビー選手権大会で2連覇を達成し、大学クラブでの存在を確固たるものにしました。 この間、在日本朝鮮人闘球協会や日本大学のラグビー部監督らが働きかけを続けた結果、数年前から関東大学ラグビー連盟への加盟が現実問題として浮上しました。そして昨年2月、同連盟総会で朝大ラグビー部の正式加盟が満場一致で決まったのです。 創部から33年、日本の大学生と同じ舞台に立ちたいという私たちの悲願がやっとかなったのです。 私たちは、総会で私たちの加盟を承認し、歓迎していただいたあの拍手を忘れません。 50人の部員らは「最短期間での2部昇格をめざし」(全監督)、練習に励みました。最終目標は1部に昇格し、日本大学選手権に出場することです。 結果、9月から始まった6部リーグで準優勝し、5部への進出を決めました。公式戦は初めてだったので緊張もしましたが、必ず昇格してみせるとの強い意思を持って挑みました。わが部の持ち味はランニング・ラグビーとスピード。体は日本の学生に比べて小さいですが、チームワークを生かし、上部リーグへの昇格をめざします。(部員一同) |