ニュースPICK−UP


サムルノリ、 1万人が観覧

朝青京都、 大風流2001に出演

 京都府下の同胞青年34人が2日、京都市役所前で催された大風流2001(KYOTO青年元気まつり企画運営委主催)のメインイベントに出演し、延べ1万人の観覧者の前でサムルノリとオブッ(5つの太鼓)ノリを披露した。

 観客の1人、日本人の女子大生は、「朝鮮文化の素晴らしさに感動し、涙が流れた。出演した同級生が踊る姿を見て、同じ若者として民族の文化を守っていく重要性が伝わった」と述べていた。またある同胞は、「厳しい情勢の中で、日本市民に朝鮮民族の文化を堂々とアピールする青年たちの姿を見て、力を得た」と語っていた。【朝青京都】

不当な政治弾圧に抗議

総聯広島本部代表小泉首相に申入書

 総聯広島県本部代表一行が11日、内閣府を訪れ、県内の在日同胞1万3000余人の名で、今回の朝銀問題を口実にした総聯中央本部などへの不当な強制捜索と職員らの不当逮捕に抗議する、小泉純一郎首相あての申し入れ書を提出した。

 一行は総聯県本部の朴順鎬副委員長、県商工会の柳龍次理事長、広島朝鮮初中高級学校の金鍾九校長、総聯広島東支部の黄鎮道委員長の4人で、7日に開いた広島同胞糾弾大会の決議を受けて申し入れを行った。内閣大臣官房総務課の児島正明課長補佐がこれを受理した。

 申し入れ書は、一連の騒動の目的は総聯弾圧だと強調。かつての朝鮮植民地支配の直接的な被害者である在日同胞に謝罪も補償もしていないばかりか新たな民族的迫害、弾圧を加えようとしていることは断じて許せないと抗議し、@不当逮捕した元財政局長らをただちに釈放A総聯へのファッショ的な弾圧行為をただちに中止B全在日同胞に謝罪――するよう求めた。

 一行はこの後、東京・港区のテレビ朝日本社を訪れ、朝銀破たん問題を使い反朝鮮・総聯世論をあおった9日の「サンデープロジェクト」の事実無根、ねつ造に満ちた放送内容に抗議した。

神奈川県内の日本市民ら朝銀・総聯弾圧と関連し声明

 神奈川県内の日本市民らによる「神奈川朝鮮問題研究ネットワーク」は8日、一連の朝銀・総聯弾圧を憂慮する声明を発表した。声明は、不良債権問題という民事の経済事件を振りかざして警察権力が介入し、朝鮮総聯本部に踏み込んだのは政治的意図と差別政策、朝鮮民族蔑視の現れだと非難した。

日朝国交早期実現を

長野県民会議代表外務省に要請

 朝鮮の自主的平和統一を支持する長野県民会議の代表一行は11日、外務省を訪れ、日朝国交早期樹立などを要請した。一行は県民会議の清水勇会長、同松本地区の会の杉本文男会長ら7人で、山口わか子衆院議員も同行。外務省アジア大洋州局の佐藤重和審議官に、要請書と、日朝国交正常化と南北統一への支援を求める3万2300余人分の署名を手渡した。

 清水会長と長野県平和・人権・環境労働組合会議の伊藤晃三議長の連名で田中真紀子外相あてに提出された要請書は、日本政府が@日朝交渉では過去の謝罪・補償問題を最優先課題とし、早期に国交樹立A南北朝鮮の和解と交流の進展、自主的平和統一への流れを支援――するよう求めた。

 一行はその後、総聯中央を表敬訪問し、南昇佑副議長らと歓談した。

 一方、同県民会議は10日、長野公安調査事務所が破壊活動防止法にもとづく調査の一環として県内の自治体に在日同胞の外国人登録原票の写しを請求していたことで同事務所に対し、総聯長野県本部とともに、事実関係の解明と謝罪、再発防止を要請した。

日本語版TOPページ

 

会談の関連記事