ざいにち発コリアン社会

第23回ウリ高校奨学生文化祭 22日、 大阪で

民族的素養高め親ぼく深める契機に


 第23回ウリ高校奨学生文化祭―みんな集まれ!  ひとつになろう!」(同実行委主催)が22日(土)、大阪市淀川区のメルパルクホール(大阪郵便貯金会館ホール)で開催される。朝鮮奨学会関西支部傘下の日本の高校に通う同胞奨学生を中心に、彼らの民族的素養を高め、親ぼくと交流を深めることを目的に開かれるもので、今年で23回目。とくに21世紀最初となる今回の公演を「必ず成功させようというのがみんなの共通した思い。放課後に集まったりして、一生懸命練習に励んでいる」(関係者)という。

 公演では、関西だけでなく、関東、東海、広島、福岡地域の学生たちを含む総勢200余人が舞台に上がる。

 オープニングは、今年のサマースクールで習った「岩のように」「明日のために」を全国の奨学生で合唱。その後、各学校の学園祭で発表したサムルノリや民族舞踊、チャンゴチュム、合唱、洋楽器と朝鮮の打楽器をミックスした「陽山道」の楽器演奏などを披露する。またサマースクールなどで知り合った同胞奨学生たちによる民族舞踊もある。さらに、独唱やピアノ独奏、弁論、テコンド演武、劇「認め合う心で…」などもあり、最後は再び全員による合唱「アリラン」で幕を閉じる。

 劇「認め合う心で…」は、日本の女子サッカーチームでキャプテンを務める在日3世の主人公が、ワールドカップ出場を前にして、国籍という壁にぶち当たり葛藤する様子を描いたもの。さてその結末はいかに…。

 「日頃の活動を通じて民族的情緒を培ってきた私たちの公演を、ぜひともご来場のうえ観覧していただければと思います。練習に練習を重ねてきた成果を発揮できるようがんばります」(実行委)。

 午後1時開演、午後5時閉演予定。入場無料。問い合わせは朝鮮奨学会関西支部(TEL  06・6361・0586)まで。

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