同胞の店

鉄板焼、お好み焼・はなぶさ
(神奈川県横浜市)

売りは「関西風」とキムチ


 横浜市営地下鉄伊勢佐木長者町駅から歩いて5分、総聯神奈川・横浜支部の向かいに、先月16日にオープンしたばかり、ピンクの看板が目印の「鉄板焼・お好み焼 はなぶさ」がある。

 20人も座れば満席になるこじんまりした作りの店内。申祥龍さん(66)、郭信子さん(63)夫妻と娘の申英心さん(37)で店を切り盛りする家庭的な雰囲気の店だ。4年前に地元の大阪から横浜市内に移り住んだ夫妻が、井土ヶ谷で4年間、お好み焼き店を経営した後、現在の場所に移転した。

 味はもちろん関西風。カツオブシから取った本格的なダシで生地に下味をつけ、たっぷりの山芋と新鮮な具材を加える。同胞・日本人を問わず、キムチを絡めたメニューが大人気だ。店でも客のニーズに合わせてキムチを意識的に多く使っているそうだ。

 最近多くなったのが、家族や友人などグループでの来店。総聯支部の集まりや、地元の朝鮮学校の教員や父兄が団体で訪れることもしばしばという。

 「以前の店に来てくれていた馴染みのお客さんが今の店にも顔を出してくれると、本当に嬉しくなりますね」と郭さんは語る。(根)

 おすすめメニュー  豚もちチーズ玉(800円)、ミックス焼(900円)、チーズもちもんじゃ(750円)、キムチもんじゃ(700円)、豚キムチ野菜いため(900円)

 営業時間  午後5時〜11時、火曜休(祝祭日の場合は営業)。年内は12月29日まで。神奈川県横浜市南区永楽町2―23。TEL  045・231・6007。

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