障害児教育学習会

尼崎初中


 兵庫・尼崎朝鮮初中級学校で17日、「障害児に対する指導」と題する学習会が開かれ、同校の全教員と近隣の朝鮮学校教員ら25人が参加した。障害児を受け入れている同校が、学校をあげた取り組みが必要との観点から企画したものだ。

 講師として養護学級が設置されている尼崎市立園和小学校の別所正則教員が招かれ、講演した。

 別所氏は、さまざまな障害を持つ児童を担任した体験を述べ、障害児の親の思いを理解し、互いに協力し合う関係を築いていくことが障害児教育において、一番大事なことだと述べた。

 参加者からは、「障害児をどのように理解し、受け止め、対応すればいいのか」「健常児の間で理解を深めるための方策は」などの質問が相次いだ。

 兵庫では今年5月、県下朝鮮学校における障害児・福祉教育の充実をはかるための「兵庫福祉教育研究会」(総聯本部教育部主催)が発足し、学習会が続けられている。【尼崎初中】

日本語版TOPページ

 

会談の関連記事