同胞コミュニティー東西南北

ひまわり教室(京都)

楽しみながらウリマル学ぶ

ここに注目!

毎年10月から6ヵ月間運営
朝青右京、西南、中京、口丹、第2初級教員班合同で
学校で本名名乗り、往復3時間の子も

 「ひまわり教室」は、日本学校に通う児童・生徒を対象にしたウリマル教室です。昨年10月から朝青京都・右京、西南、中京、口丹の各支部と京都朝鮮第2初級学校教員班が合同で運営しています。96年10月から「右京土曜児童教室」としてスタートしたのですが、より多くの子どもたちを集めようと、新たなスタートを切りました。毎年10月から6カ月間、京都第2初級の教室で開き、先生は教員班の朝青員たちです。

 今年は9月から準備を進め、10月13日の開講式には25人の子どもたちが集りました。以来、第2、4土曜日の月2回、「楽しみながらウリマルを学び、民族にふれること」をモットーに、フルーツバスケットや民俗遊び、朝鮮の地図の塗り絵、ペットボトルを利用した手作りボウリングをしたり、またときには朝鮮料理(チヂミ)を作ったりして楽しく学んでいます。授業の最後には日記(感想文)も書いています。

 右京から通うある女の子は、開講式の日に習った本名を、家に帰って何度も練習したそうです。今ではすっかり上手にウリマルで書けます。また中京から通うある男の子は、家では照れくさいのか使わないのですが、学校で自己紹介のときに本名を名乗ったそうです。それを知ったオモニはとても喜んでくれたといいます。

 口丹からは4人の兄弟が通っているのですが、金聖総務部長が毎回、亀岡から往復3時間の道のりを送り迎えしています。末っ子は3歳で、「チョンチェンニム」と、片言のウリマルを一生懸命使っています。来年から新たに2人の生徒が西南から通う予定です。先生を務める金貞鉉教員は「子どもたちは着実に民族を感じつつある」と言っています。(スタッフ一同)

 同胞コミュニティー東西南北は今号で終わります。

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