気功で健康な体づくりを
18式の動功「仙遊功」 (下)
場所とらず心身に負担かからない
300はあるとされる気功の種類の中で、肩・足腰のこりをほぐし、内臓強化にとくに効果をもたらす「仙遊功」。前号に続き、全18動功(気功の動き)のうちI〜、Qを紹介する。指導にあたってくれたのは、同胞気功指導員の柳桂仙さん。
I推掌倒歩(すいしょうとうほ) H(前号)の後、左足を右足に寄せ、両手を前方に伸ばして手のひらを上向きにする。左足に体重をかけ息を吸いながら右手を後ろに引き、右頭上に持ち上げる。手のひらを前に向け、息を吐きながら耳の横に下ろす。この時、右足を後ろへ引き、左足を右足に寄せるように一歩下がる。反対側も同様に行い、最後は力を抜いて両手を下ろし、立ち上がる。 Iの後、腰を落とし、息を吸いながら右手は右胸の前、左手はおへその右横の位置でボールを抱えるようにする。左足を左横へ一歩出し、腰を左側に90度回す。この時、息を吐きながら左手は左上へ右手は右下へ開き、左手は顔の前方、右手は右腰の横に置く。 Jの後、力を抜いて手を下ろしながら体重を後ろ足にかける。左足を右足に寄せ、ゆっくり持ち上げて右足だけの片足で立つ。両手は息を吸いながら横から大きく持ち上げる。 Kから腰を落としながら左足を一歩前へ下ろす。両手は胸の前へ。手のひらを前へ向け、息を吐きながらゆっくりと押し出し、体重を前足にかける。息を吸いながら両手を引き戻し、腰を後ろに引いて体重を後ろ足にかける。両手を5回押し出したら、下ろしながら左足をサ嵩x内側へ曲げ、右足を寄せながらゆっくり立ち上がる。左右逆でJ〜Lを繰り返す。 Lの後、左足を肩幅程度に寄せ、力を抜いて両手を下ろして立ち上がる。両手の甲を腰にあて、息を吸いながら上に引き上げ、脇の下から前へ出す。手のひらを自分に向け、ボールを抱えるようにひざを曲げながら腰を落とす。息を吐きながら両手をひざの高さまで下ろしたらゆっくり立ち上がる。 Mの後、指先を前に向ける。手のひらを下向きにして息を吸いながらかかとを上げる。両手をゆるめ、息を吐きながら下ろす。 Nの後、普通に立ち、指先を左右外側へ向ける。息を吸いながらそのまま両手を上げていき肩の高さで地面と平行に伸ばす。手のひらを上向きにしてお碗の形をつくる。両手のひらを向かい合わせ、顔の前でボールを持つようにする。息を吐きながらそのまま下ろし、下腹で両手を重ねる。 Oの後、おへそを中心にして時計周りに9回ゆっくり回し、逆方向に6回撫で回す。 Pの後、両手を自然に解いて下ろす。息を吸いながら両手を外側にゆっくり上げ、頭上で合掌する。両手を合わせたまま息を吐きながら下ろし、下腹の前で手を崩して手印を結ぶ。しばらくそのままの状態で立ち、終了。(李賢順記者) |