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地域に密着した分会を 分会長の新春の集い/大阪 「2001年大阪・総聯、女性同盟分会長の新春の集い」が1月27日、大阪市内で開かれ、総聯大阪府本部管下の各分会長と分会委員、本部、支部の活動家ら約260人が参加した。 集いでは、呉秀珍・本部委員長があいさつ。@各分会が地域にもっと密着し、民団との共同イベント開催など統一に寄与し、近隣の日本市民らとの交流を深めるA民族教育の発展、とくに生徒数を増やすための活動を分会長が率先して行うB朝銀の新たな受け皿機関を作るために力を合わせる――などの内容で参加者に呼びかけた。 続いて、「ウリ分会ハントンネ(ひとつの地域)運動」で昨年成果をあげた5つの分会が表彰された。ハントンネ運動は、分会を地域同胞のニーズに合わせた「同胞密着型」の組織に転換させ、その役割を高めることが目標。総聯18回全体大会が開かれた98年から、本部管下全分会の年間運動として毎年行われているもので、同胞の生活上の問題解決、イベント開催、朝鮮学校支援、朝・日親善運動などが運動の柱となっている。 表彰後、昨年新たに分会長となった同胞に花束が贈呈された 26日から離散家族交換 【高城発=姜イルク記者】1月29日から金剛山で開かれていた第3回北南赤十字会談が31日に終了し、3回目になる離散家族の相互訪問を26日から実施することなどを盛り込んだ共同報道文を発表した。 共同報道文によると双方は、@離散家族の相互訪問を26〜28日の日程で平壌とソウルで行うA生死と住所が確認された離散家族300人を対象にした手紙の交換を3月15日に赤十字連絡代表部を通じて行うB離散家族の生死確認のための対象者名簿(それぞれ100人)を9日に交換し、23日に結果を通報する――ことなどで合意した。 また、手紙交換の対象を増やす問題や離散家族の面会所設置については、第4回会談で協議確定することにし、第4回会談は4月3〜5日に開くことにした。 諸問題でほぼ一致/北南軍事実務会談 第4回北南軍事実務会談が1月31日、板門店南側地域で行われた。北南双方が出した合意書草案が討議され、多くの問題で見解の一致を見た。また次回会談を板門店北側地域の統一閣で開き、日時は北側が近いうちに通報することにした。 会談で北側団長の兪英哲大佐は、6.15北南共同宣言履行の重要性について強調したうえで、北南管理区域の設定と北南を結ぶ鉄道、道路作業の軍事的保障と関連した北側の見解と立場を表明。南側が北側を「主敵」とみなした20世紀の古い対決観念と意識を捨て、共に手を携えて統一、繁栄へと進む同族だという観念を持ち、会談でいい結果を出せるよう努力していこうと述べた。(以上朝鮮通信) 金日成総合大学に文学大学を新設 平壌1月31日発朝鮮中央通信によると、最近金日成総合大学に文学大学(日本では学部にあたる)が新設された。 詩、小説、劇文学、児童文学の創作家と新聞・放送記者、評論家を育成することが目的。言語学、民族古典学、図書情報学の授業を引き継ぎ、現役の作家、記者、評論家たちが授業を受け持つ。 現在、金日成総合大学には、コンピューター科学大学、法律大学などが設置されている。 石原発言を非難/朝鮮中央通信 1月30日発朝鮮中央通信は、石原慎太郎・東京都知事が26日、スイスで開かれたダボス会議で、いわゆる「日本人ら致」疑惑を誇張し、「ミサイルを発射して(朝鮮の)工作船を沈める必要がある」などと挑発的な発言を繰り返したことを非難した。 通信は、「石原は、軍国主義と国粋主義的思考方式を体質化した日本の極右反動勢力の典型的な人物」だと指摘したうえで、これは「彼1人の問題ではなく、日本軍国主義の再生と国粋主義の復活を夢見る日本の右翼反動勢力の野望を反映したもの」だと強調。「日本で石原のような者が政治家として勝手気ままに振る舞い、その好戦的な言動が黙認されているばかりか、国際舞台にまで拡大しうる政治的環境が作り出されていることに、その深刻な意味がある」と警戒した。 第1陣が出港/日本政府の支援米 報道によると、日本政府が今年、国連・世界食糧計画(WFP)を通じて、朝鮮に送る支援米50万トンのうち第1陣となる約1万トンのコメを積んだ輸送船「ドク・チョン」号が1月31日、大阪府泉大津市の助松埠頭を出港した。 「ドク・チョン」号は、1月18日に大阪港の第3突堤に入港し、大阪港や助松埠頭でコメの積み込み作業を続けていた。今後、各地の港から順次積み出される予定。 朝鮮半島特有の文様/徳島で鏡出土 報道によると、徳島県鳴門市大麻町萩原の高地性集落跡「カネガ谷遺跡」の発掘作業をしている同県埋蔵文化財センターは1月31日、同遺跡で、朝鮮半島特有の連弧文のある放射線状ぼう製鏡と同種のものが日本国内で初めて出土したと発表した。 |