【平壌発＝文光善、姜イルク記者】　 北と南の芸術団体による「春香伝」の競演が平壌・烽火芸術劇場で行われた。

　民族和解協議会(民和協)の招待で平壌を訪問した春香文化芸術団―南原市立国楽団(全羅北道)の唱劇｢春香伝｣が１日､朝鮮国立民族芸術団の民族歌劇｢春香伝｣が２日､それぞれ上演された(写真)。文化省や民和協の幹部､平壌市民らとともに､芸術団の一員として同行した全羅北道のユ・ジョングン知事や南原市のチェ・ジニョン市長も観賞した。

　両公演は、ともに歌と台詞、踊りを組み合わせたものでありながら、北は現代的な歌唱、南は古典的なパンソリの様式が歌に取り入れられているのが特徴的だった。しかし、「南でも北でも春香伝は春香伝だった」（全羅北道のユ知事）との感想が聞かれるように、同じ民族古典を舞台化した両作品は、観客に民族の同質性を強く感じさせるものだった（関連記事文化欄）。

７日に電力協力会議

北南経済協力推進委、合意書を交換

　平壌５日発朝鮮中央通信によると、昨年１２月（２７〜３０日）に開かれた、北南経済協力推進委員会第１回会議の合意書が、文書を交換する形で最終的に合意された。

　これによると、北南経済協力推進委員会の傘下に電力、臨津江水害防止問題に関する協力分科を設置し、第１回電力協力分科会議は七日から、第１回臨津江水害防止協力分科会議は２１日から、それぞれ平壌で開くことにした。

金日成総合大に新設学部／コンピューター、法律大

　朝鮮中央通信は、金日成総合大学が１９９９年９月にコンピュータ科学大学（学部）と法律大学を新設した、と報じた。コンピュータ大は６年制で、コンピュータ科学学科、知能情報処理学科、コンピュータ・コントロール学科が設置されている。教員の資質向上のためにコンピュータ研究所、博士院も設けられた。法律大学は五年制で、学科は、法律、国際法、政治の３つ。

ユニセフと協力事業／３年計画に調印

　平壌３日発朝鮮中央通信によると、朝鮮と国連児童基金（ユニセフ）との間の２００１〜２００３年協力履行のための総合運営計画書が調印された。

　朝鮮ユニセフ民族調整委員会委員長の崔秀憲外務次官とディラワル・アリ・カーン駐朝ユニセフ代表が、平壌で計画書にサインした。

　この計画に沿ってユニセフは今後３年間、朝鮮の教育、児童の栄養および健康、飲料水の確保などの分野で協力を進めていく。
（朝鮮通信）

保安法廃止へ／南で動き高まる

　報道によると、南の国家保安法廃止国民連帯は３日、「国家保安法廃止実践団決議大会」を開いた。韓国大学総学生会連合所属学生四百余人と市民団体の会員１００余人が参加し、５日からの臨時国会での保安法廃止を訴えた。

　また、野党ハンナラ党の改革派議員ら１１人による「未来連帯」は４日、独自の国家保安法改定試案作りを進めていると明らかにした。
　彼らは、党指導部が試案を受け入れず「改定不可」の立場を取り続ける場合、与党民主党の提出または議員立法により上程される改定法案に賛成票を投じる方針だとも言明している。

札幌市民大会ウェイトリフティング

女子新記録更新／金恵娟選手(中２)
北海道初中高 ペ良哲(高３)、韓慶一(中２)も優勝

　第４１回札幌市民大会ウェイトリフティング競技「アルバータカップ」大会（１月28日、札幌市西区体育館）で、北海道朝鮮初中高級学校中級部２年生の金恵娟選手が７５キロ超級で北海道女子公認記録を５０キロから６５キロに、ジャークを６５キロから７５キロに塗り替え、優勝する快挙を遂げた。この記録は全階級を通しての最高記録。王座に輝いた金選手は、「中級部女子は全国レベルの大会がないので、次は初の全国大会出場となる再来年の全国高等学校ウェイトリフティング選手権大会で優勝し、３連覇を狙いたい」と述べた。

　また同大会では、高級部３年生の�｢良哲選手（写真中央）が高校の部９４キロ級で優勝（スナッチ１１５キロ、ジャーク１３０キロ、トータル２４５キロ）し、札幌市杯特別賞を受賞、中級部２年生の韓慶一選手（写真左）が中学６９キロ級で優勝（スナッチ５５キロ、ジャーク６５キロ、トータル１１５キロ）した。

会談の関連記事