動き−朝鮮半島
「日本は最優先に犯罪的な過去と決別すべき」
労働新聞論評 労働新聞2日付は、「時代錯誤の妄想」と題する論評を掲載、国連の安全保障理事国入りを目指す日本を非難した。 論評は、常任理事国入りを狙う日本の目的は、「その機能を利用して他国を支配する『超大国』として振る舞うことにある」と非難。日本が侵略したアジア諸国に対する謝罪と補償を行っていないことに言及しながら、「日本の軍国主義勢力は、『大東亜共栄圏』のかつての夢を実現しようとする侵略的本性を捨てていない」と断じた。 さらに、日本は安全保障理事国の地位をうかがう前に、「最優先に犯罪的な過去と決別し、国際的に信頼される努力をすべきだ」と強調。21世紀に国連に求められていることは、「大国の特権的行使と専横を排してすべての国際問題を正しく解決し、国連を名実ともに世界の安全保障と諸国間の協力をはかる、公正な国際機構に変わること」と述べ、特定の国が政治と国際問題を牛耳った時代は過ぎ去った、と指摘した。 金永南委員長、パキスタン大統領に慰問電 金永南・最高人民会議常任委員会委員長は、パキスタンの東南部地域に起きた地震と関連し、1月31日、モハメド・ラフィク・タラル大統領に慰問電を送った。慰問電は、被害地域の住民に深い同情と慰問を表すとともに、パキスタン政府が震災の被害を早くいやし、被災民の生活を安定させるよう願う、と指摘した。(以上朝鮮通信) 南朝鮮が子供の事故死亡率、OECD加盟中でトップ 報道によると、経済協力開発機構(OECD)の会員国のうち、南朝鮮が事故や傷害で死亡する子供の比率が一番高いことが明らかになった。 国連児童基金(ユニセフ)が、OECD加盟26ヵ国を対象に調査したもので、1991年から95年までの五年間に、交通事故や傷害で死亡した15歳以下の子供の比率を調べたもの。南朝鮮は10万人あたり25.6人が死亡しており、子供の安全を保障する問題が切実になっている実態を浮かび上がらせた。 報告書は、経済的に豊かな国の場合、子供が疾病で死亡するのに比べ、傷害や事故で死亡するケースが圧倒的に多いとして、死亡率が最低だったスウェーデンのように、子供たちに対する教育をきちんと行えば、命を救えると指摘している。 チュチェ思想国際研究所代表団が訪朝 チュチェ思想国際研究所事務局代表団(尾上健一団長)が3〜6日、朝鮮を訪問した。最高人民会議常任委員会副委員長の楊亨燮・朝鮮社会科学者協会委員長が5日、代表団と会見した。(朝鮮通信) |