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朝鮮 相次ぎ国交樹立

カナダ(G7で3ヵ国目で)、スペイン(EUで10ヵ月目)

 朝鮮がカナダ、スペインと相次いで国交を樹立した。

 6日に発表されたカナダとの外交関係に関する報道によると、外交関係の設定と関連し、朝鮮の白南淳外相とカナダのジョン・マンリー外相名義の書簡が1日、交換された。報道は、「大使級外交関係の設定は、双方の国家と人民間の相互理解と信頼を深め、自主権に対する相互尊重の原則を守り、2国間の関係の幅広い分野での発展に寄与することになるだろう」と指摘した。

 また7日に発表されたスペインとの外交関係設定に関する共同コミュニケによると、朝鮮外相が昨年9月に送った書簡にスペイン外相が応じたことにより昨年12月22日、両国間の公式会談がマドリッドで行われ、今年2月7日、両外相が関係設定に関する書簡を交換して大使級外交関係が設定された。双方は、ローマと北京にそれぞれ常駐する大使を兼任大使として任命することで合意した。共同コミュニケは、「(両国の国交樹立は)外交・領事関係に関するウィーン条約に基づいて双務関係を各分野にわたって発展させ、互いに関心を持ち、憂慮する諸問題について討議を深めていくために有利な条件をもたらすだろう」と指摘した。(朝鮮通信)

 【注】主要7ヵ国(G7)で朝鮮と国交を結んだのは、昨年1月のイタリア、12月のイギリスに次いでカナダが3ヵ国目。一方、スペインは欧州連合(EU)加盟15ヵ国中、10ヵ国目となる。

民族文化、次世代へ

舞踊組曲「歳月」巡回公演・名古屋/3月20日には東京で

 日本全国の舞踊愛好家約200人が出演した、舞踊組曲「歳月」名古屋公演が4日、愛知県勤労会館で行われた(写真)。在日本朝鮮文学芸術家同盟の各支部舞踊部などによる実行委員会が主催したもので、金鎭度・総聯愛知県本部委員長、近藤昭一・衆院議員(民主党)ら1,300人が観覧した。

 公演では、高句麗、高麗、李朝など、各時代ごとの舞踊を表現した16作品を通じ、朝鮮舞踊の歴史が綴られた。また、豊臣秀吉の朝鮮侵略時に当時の女性たちが「侵略者に警戒せよ」というサインとして踊ったという「カンガンスウォルレ」(愛知朝高)や、植民地支配時の苦しみを表現した「涙のアリラン」(大阪)も披露された。伝統舞踊家の金順子氏も賛助出演した。

 公演を観た姜揚順さん(40)は、「想像以上に内容が豊富で奥が深いと感じた。民族文化を次世代に受け継ぐべく頑張っている参加者の姿が印象的だった」と話していた。昨年12月に大阪でスタートした「歳月」公演は、3月20日の東京公演(王子・北とぴあ)で幕を閉じる。

リビアへの制裁解除を/朝鮮外務省代弁人

 朝鮮外務省スポークスマンは、最近、「ロカバイ事件」で起訴されたリビア人に対する判決が下されたことと関連して7日、朝鮮中央通信社記者の質問に答え、リビアへの制裁解除を求めた。

 オランダに設置された英国のスコットランド裁判所は1月31日、スコットランドのロカバイ上空で起きた米国のパンナム航空旅客機爆破事件(1988年)で起訴された、2人のリビア人に対する判決を下した。

 同スポークスマンは、「判決が確定し、リビアが国連安全保障理事会の決議を履行した以上、リビアに対する制裁は、早急に解除されるべきだ」と主張した。

中国政府の措置支持/労働新聞、「法輪功」問題で

 労働新聞7日付は、中国政府が狂信的な気功集団「法輪功」の行動を制限し、取り締まりを強化していることに触れ、「われわれは『法輪功』に反対する中国政府と人民の措置と立場を支持する」と強調した。

 同紙は、1月23日に北京の天安門広場で起きた「法輪功」信者の焼身自殺事件は、「法輪功」組織が旧正月を迎える中国人民を混乱させ、社会的安定を破壊して反政府的な雰囲気を助長し、自らの犯罪性と反動性を隠ぺいしようとしたものだと指摘。中国政府が「法輪功」を、外国の反中国勢力をバックに国の社会主義現代化建設を破壊し、政府転覆を狙った非合法組織だとみなして一昨年、その活動を禁止した事実に触れ、「西側の反中国勢力が『法輪功』を通じて不純な目的を成し遂げようとするのは誤りだ」と非難した。(以上朝鮮通信)

中国共産党代表団が訪朝

 朝鮮中央通信によると、中国共産党対外連絡部の王家端副部長を団長とする代表団が6日、朝鮮に到着した。代表団は、朝鮮労働党、ベトナム共産党、ラオス人民革命党のそれぞれの招待を受け、三国を訪問する予定。

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