経済強国の建設へ

6.15共同宣言を徹底履行


43ヵ国の駐日大使館関係者をはじめ各界人士ら
750人でにぎわった祝賀宴(15日、朝鮮会館)


金正日総書記誕生59周年/平壌で中央報告大会

 金正日総書記誕生59周年に際し、朝鮮で中央報告大会をはじめとする様々な行事が行われた。日本でも、慶祝大会や祝賀宴が開かれ、金正日総書記の近年の精力的な指導によってもたらされた統一情勢と外交関係における成果について言及された。

 金正日総書記誕生を祝う中央報告大会が15日、平壌の4.25文化会館で行われ、党および国家の幹部、在日本朝鮮人祝賀団などの海外同胞らが参加した。

 大会では、国防委員会第1副委員長の趙明禄・朝鮮人民軍総政治局長が、金正日総書記の指導のもと、強盛大国建設偉業を輝かしく実現していこう、と報告を行った。

 趙総政治局長は、朝鮮労働党と人民が多難で複雑だった20世紀の後半、う余曲折を経ず脱線もなく前進できたのは、金正日総書記の卓越した思想理論活動と業績があったからだ、と述べた。

 また先軍政治は、地球上に帝国主義が残っている限り、朝鮮労働党が恒久的に掲げるべき戦略的な政治方式だと指摘。今年を21世紀に経済強国を建設する新しい進撃の年に、全面的復興を遂げる年として輝かせるとともに、6.15共同宣言を徹底的に履行することで統一事業で決定的な前進を遂げるべきだと強調した。

 大会では、在日本朝鮮人祝賀団団長の徐萬述・総聯中央第1副議長が演説した。

各国首脳から祝電/慶祝公演、宴会も

 金正日総書記の誕生を祝う公演が15日夕、東平壌大劇場、万景台学生少年宮殿、平壌学生少年宮殿でそれぞれ行われた。

 在日朝鮮人芸術団(金剛山歌劇団)の公演「新世紀2月の名節に贈る70万の賛歌」は、15〜19日、平壌大劇場で上演された。

 一方、金永南・最高人民会議常任委員会委員長が16日、芸術団メンバーと会見した。金容淳・朝鮮労働党中央委員会書記、柳美英・天道教青友党委員長らが同席した。

 なお、海外同胞のための宴会が15日夕、木蘭館で行われ、楊亨燮・最高人民会議常任委員会副委員長、在日本朝鮮人祝賀団をはじめ、中国、米国、オーストラリアなどの海外同胞が参加した。

 なお、シアヌーク・カンボジア国王、カストロ・キューバ首相など、海外からも多数祝電が寄せられた。

 14日に祝電を送ったプーチン・ロシア大統領は、昨年7月に採択された朝ロ共同宣言の精神に基づき、両国の親善関係が発展している、との確信を述べた。

 中国をはじめ、朝鮮に駐在する各国の大使館も慶祝宴会を催した。
(以上朝鮮通信)

各界人士ら招き祝賀宴/在日朝鮮人中央大会も

 金正日総書記誕生59周年祝賀宴(主催=総聯中央)が15日、東京・千代田区の朝鮮会館で開かれた。

 近年、朝鮮と国交を結んだイタリア、イギリス、スペイン、オーストラリアをはじめ43ヵ国の駐日大使、公使ら関係者、日朝友好議員連盟の中山正暉会長(自民・衆院議員)、社民党の土井たか子党首(衆院議員)と渕上貞雄幹事長(参院議員)、民主党の伊藤英成・ネクストキャビネット外交安保担当大臣(衆院議員)をはじめ与野党の国会議員、日朝国交促進国民協会の三木睦子副会長、日朝文化交流協会の林亮勝理事長、朝鮮女性と連帯する日本婦人の会の清水澄子会長(社民・参院議員)をはじめとした各団体代表、共同通信社の斎田一路社長をはじめマスコミ各社や非政府団体(NGO)代表など日本の各界人士七百五十人が参席した。

 総聯中央の許宗萬責任副議長が演説し、金正日総書記の近年の精力的な指導によってもたらされた統一情勢と外交関係における成果について言及。その一方で朝・日関係問題が未解決のまま新世紀に持ち越されたことに遺憾の意を表明しながら、日本が不幸な過去を1日も早く清算し、朝・日両国間に真の友好関係が実現されるよう願うと述べた。

 続いて、総書記の最近の精力的な外交活動を紹介するビデオが上映された。

 同日、金正日総書記誕生59周年慶祝在日本朝鮮人中央大会も東京・北区の東京朝鮮文化会館で開かれ、許宗萬責任副議長をはじめとした総聯幹部と活動家、同胞、青年学生が参加した。

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