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日朝結ぶ虹のかけ橋に/平壌芸術団が出演

朝・日芸術家、同胞ら350余人でコンサート/大阪

 朝・日の芸術家と在日同胞の共演による「21世紀虹のかけ橋コンサート」(主催=同実行委員会)が2月21日、大阪・森の宮ピロティーホールで催され、同胞、日本市民ら1300余人が朝・日親善の歌と踊りに魅了された(写真)。

 女性同盟大阪府本部、日朝音楽芸術交流会が実行委を作り、「国交がない朝鮮と日本を結ぶ『虹の橋』をかけよう」(実行委代表の小笠原美都子さん)と催された今回のコンサートには、平壌芸術団メンバーと日本のオペラ歌手、そして女性同盟大阪のオモニたちが出演した。

 第1部は府下の女性同盟支部オモニたち200余人の合唱「統一ムジゲ」(平壌芸術団の全正根さん指揮)で幕を開け、文芸同大阪支部舞踊部と大阪朝鮮民族器楽団による「トラジ」、ソプラノ歌手の松尾由紀子さんの独唱「忠誠の歌」などが披露された。第2部では、「駿馬の乙女」、「わが祖国」、「ヤンサンド」などの朝鮮の歌を平壌芸術団が歌った。出演したテノール歌手の田中公道さんは、「今日のように日朝の人々がともに舞台に上がることが、両国の国交正常化への一歩になると信じている」と語った。

朝鮮弔意代表団が訪日

楊副委員長が団長、故韓徳銖の告別式に参加

 故韓徳銖議長の告別式(3日)に出席する朝鮮民主主義人民共和国弔意代表団(団長=楊亨燮・最高人民会議常任委員会副委員長)が2月28日夕、空路成田に到着した。

 総聯中央の徐萬述第一副議長、許宗萬責任副議長をはじめとする副議長、局長、関東地方の総聯本部委員長、活動家らが代表団を出迎えた。

 代表団一行は1日、故韓徳銖議長の自宅を弔問し、故人を追慕して黙とうした。

 楊亨燮団長は、在日朝鮮人運動の強化発展のために献身的にたたかい、祖国の自主的統一と繁栄に力を注いできた故韓徳銖議長は、海外僑胞運動の元老、とその業績を称え、遺族らを激励した。

大衆的革新運動

19全大会めざし5月末まで総聯中央がアピール

 総聯中央は2月28日、総聯第19回全体大会(5月25〜26日)を目指して3月1日から5月末までの90日間、全組織をあげて大衆的革新運動を繰り広げることと関連し、在日同胞に送るアピールを発表した(全文6面)。

 アピールは、愛国愛族運動を力強く繰り広げ、新世代をはじめとした各階各層の広範な同胞をより多く結集させ、打ち立てた成果をもって歴史的な第19全大会を迎えるために展開する今回の革新運動は、各県本部と各団体ごとの地域的特性と実情に合わせて行う創造的な運動であり、同胞が主人公となって推し進めていく一大愛国運動だと指摘した。

 そして、支部と分会、地域青商会など地域活動の活性化、「同胞生活綜合センター」を通じた同胞の生活・権利擁護、地域での朝鮮語を学ぶ運動や文化・スポーツ活動の活性化、新世代の重視などを呼びかけた。

商工連結成55周年、記念の集い

 2月24日、在日本朝鮮人商工連合会(略称、商工連)が結成55周年を迎えた。それを記念する集いが22日、東京都内のホテルニューオータニで行われ、総聯中央・呉亨鎮副議長をはじめ商工連・梁守政会長と役員ら、各地の商工会会長、同胞商工人、総聯の活動家らが参加した。

 また、日朝友好促進議員連盟・中山正暉会長、久保亘・元副総理をはじめとする25人の国会議員と経済団体連合会(略称、経団連)、日本商工会議所、日本国際貿易促進協会、東アジア貿易研究会などの経済界人士および中国、ロシア、イタリア、コンゴなど10ヵ国の駐日大使や公館員ら、そして学界、文化界、言論界などの各界人士ら650余人が参加した。

 集いでは、梁会長があいさつをし、結成55周年を迎えた商工連の輝かしい道程は総聯中央の韓徳銖議長の存在をぬきにしては語れないと述べながら、在日朝鮮人運動の強化発展のために生涯を捧げてきた韓徳銖議長の功績をたたえた。

故韓徳銖議長の告別式

3日、東京朝鮮文化会館で

 故韓徳銖議長の告別式は総聯葬として挙行される。日時、場所は以下のとおり。

 日時:3月3日午前11時(開場10時)
 場所:東京朝鮮文化会館(東京都北区十条台2―6―32)

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