同胞コミュニティー東西南北

同胞に力、子供たちに夢を

四国4県合同朝青サッカー部 KFC

ここに注目!

◆地域リーグで3年連続優勝
◆4月から愛媛県リーグに昇格
◆四国朝青員のネットワークの場に

 愛媛、徳島、香川、高知の四国4県合同朝青サッカー部「KFC」(コリア・フットボール・クラブ・ユナイテッド四国)は、今年6月で結成から丸4年を迎えます。

 四国4県は隣接しているとはいえ互いに気軽に行き来できるほど近い距離ではなく、同胞人口が少ないため県をまたいで交流しようにも、難しいのが現状です。そこで、サッカー好きな四国の同胞青年が集まれるネットワーク作りの場を作ろうと1997年6月、KFCを結成しました。同年10月の朝青体育祭ではベスト8に進出し、自信を深めました。

 「練習試合だけではレベルアップにつながらない」と翌年には、愛媛県リーグの下部リーグ、東陽リーグに加盟しました。3部からスタートしたKFCは毎年優勝して昇格を続け、昨年は1部優勝を果たしました。県のサッカー協会は「外国籍選手」で構成されたKFCの県リーグへの昇格を認めないとの立場でしたが、多くの同胞や日本人の働きかけによって昇格を許可。今年4月からはいよいよ県リーグに昇格します。県リーグは4月下旬から始まります。KFCが所属する2部は全16チームで、年間14試合を戦います。

 KFCには現在、20〜29歳の選手18人が参加していますが、4県から集まるうえ、みな仕事を持っているので、全員が集まっての練習もままなりません。各人の自覚に任せ、自主練習という形で個々のレベルアップに励んでいます。練習をしっかりしているか、さぼっているかは、試合の中でのワンプレーに表れますから。

 サッカーを楽しみつつ、やるからには勝って上を目指したい。地元の同胞に力を、未来ある子供たちに夢を与える試合が出来るよう頑張ります。(崔光寿主将)

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