故韓徳銖議長の告別式

総聯葬としてしめやかに活動家、同胞が追悼
朝鮮弔意団、日本の政党代表、各国大使ら弔意

内閣総理大臣、各界から弔花


3日、東京朝鮮文化会館で行われた故韓徳銖議長告別式


 2月21日に94歳で逝去した、朝鮮最高人民会議代議員であり、2重労働英雄である故韓徳銖・総聯中央議長告別式が3日、総聯葬として、東京・北区の東京朝鮮文化会館でしめやかに執り行われた。式場には、総聯中央常任委員会と総聯各機関、日本の内閣総理大臣である森喜朗・自民党総裁をはじめ日本の各政党・団体の弔花が飾られていた。

 告別式には、総聯中央の徐萬述第1副議長が委員長、許宗萬責任副議長が副委員長を務める葬儀委員会のメンバー、日本各地から訪れた元総聯活動家と活動家、商工人と同胞、また朝鮮最高人民会議常任委員会の楊亨燮副委員長を団長とする朝鮮弔意代表団、ハム・ソングク会長を団長とする在米同胞全国連合弔問団、民主党の鳩山由紀夫代表、社会民主党の土井たか子党首、日本共産党の志位和夫委員長、公明党の遠藤乙彦国際委員長、日朝友好議員連盟の中山正暉会長、チュチェ思想国際研究所の井上周八名誉理事長、キムジョンイル著作研究会の鎌倉孝夫代表、朝鮮統一支持日本委員会の槙枝元文議長、日朝文化交流協会の林亮勝理事長、日本婦人会議の津和慶子議長、日朝学術交流協会の中小路清雄会長、共同通信社の斎田一路社長、鳥取県境港市の黒見哲夫市長をはじめとした日本の各界人士、中国の陳健駐日大使をはじめとした各国の駐日大使館員が参列した。

 参列者全員の黙とうに続き、朝鮮最高人民会議常任委、内閣連名の弔電を許宗萬責任副議長が朗読した。

 続いて徐萬述第1副議長が弔辞を述べ、5月の総聯結成記念日、総聯第19回全体大会を前に議長を失ったことは、総聯と在日朝鮮人運動の計り知れない損失だと指摘。祖国への帰国事業、在日同胞権利擁護と祖国統一、朝・日友好親善にいたる議長の足跡を振り返り、とくに民族教育システムを整備したことは特出した功績だと称え、議長のめい福を祈った。

 また朝鮮弔意代表団の楊亨燮団長が追悼の辞を述べ、在日朝鮮人運動が厳しい試練を経ている時、金日成主席の路線転換方針を受け止め、民族的愛国運動の道を歩むべく真の海外僑胞団体である総聯を結成したことが議長の最大の功績だと強調。彼の忠誠心と愛国心を祖国人民は永遠に忘れることはないし、その功績は後世に長く伝えられることだろうと指摘した。

 続いて民主党の鳩山由紀夫代表、社民党の土井たか子党首、日朝友好議員連盟の中山正暉会長、朝鮮統一支持日本委の槙枝元文議長が弔辞を述べた。

 そして朝鮮の主要政党・社会団体、総聯各機関・団体・同胞、日本をはじめ各国の各界から寄せられた弔電が紹介され、遺族を代表して、韓徳銖議長の子息の韓宇哲氏があいさつした。

 最後に、参列者全員が献花した。

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