同胞コミュニティー東西南北

若いオモニたち集う場に

佐賀オモニ/バレーボールサークル

ここに注目!

◆プレー水準の向上
◆アットホームな場に
◆メンバーを増やす

 佐賀県下の20〜40代のオモニたちによる当サークルは、1996年に結成されました。目一杯体を動かせるものを、とのオモニたちの要望によるものでした。

 結成当初のメンバーは5人でした。市内の体育館を借りて、朝鮮大学校の体育科OGである呉慶姫さん(28)と崔博美さん(38)の指導のもと、毎月第1、第3月曜日の昼と、第2金曜日の夜のそれぞれ2時間練習に励みました。

 県下では、他県から嫁いで来た人が多数を占めています。知り合いの少ない地、お互い「仲間」になりたいと、2〜3年の間にメンバーは14人にまで増えました。

 しかしほとんどは、ボールの打ち方も知らない未経験者ばかり。プレーに慣れるまで、また、ポジションを決めて各自がその役割を果たせるようになるまでには長い時間が必要でした。

 でも始めたからには試合に出てみたい――。結成から2年後に大阪で開かれた、第15回在日朝鮮オモニ中央バレーボール大会にはまだ自信を持てず断念しましたが、私たちは2000年の第16回大会(千葉)出場へ向けて、練習に意欲を燃やしました。

 まず、福岡朝鮮初中級学校でバレーボールを教えた実績のある林樹哲さん(46)を監督に迎え、練習を強化しました。そして、私の知人が所属している日本のシニアチームや、朝青トンムたちとの練習試合を頻繁に行いました。

 そして、念願を果たし第16回大会に出場。佐賀県からの出場は25年ぶりでした。結果は初戦敗退でしたが、メンバー全員最後までくよくよすることなく、とても前向きにプレーに臨みました。

 大会後は試合だけにこだわらず、プレー水準を高めながら、地域の若いオモニらが集う、アットホームな場にしていこうと、練習日をオモニらが集まりやすい第2、第4月曜日の昼に変え、励んでいます。今後、メンバーをどんどん増やし、県下在住オモニたちの親ぼくを深めていきたいと思っています。(総責任者・朴正琴)

日本語版TOPページ

 

会談の関連記事