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朝鮮大学校第43回卒業式

21世紀初の卒業生が巣立つ
学父兄、同胞ら800余人が祝福

 朝鮮大学校の第43回卒業式が10日、東京・小平市の同校で行われ、全国から集まった父母らをはじめとする同胞800余人が祝福するなか、21世紀最初の卒業生たちが母校を巣立った。

 卒業式では朝鮮教育省と金日成総合大学、金亨稷師範大学から送られた祝電が紹介された後、総聯中央の徐萬述第1副議長が祝辞を述べ、若さあふれる大胆な発想で愛国運動に新風を巻き起こしてもらいたいと卒業生を激励した。南時雨学長が学事報告を行い、卒業生一人ひとりに卒業証書を手渡した。

 卒業生を代表して政治経済学部の蒋成在さんが決意表明し、同胞社会の主人公となることを誓った。

 式終了後、卒業生による文化公演、卒業生と家族のための祝賀宴が学部別に催された。

総聯活動家と同胞に謝意

故韓徳銖議長葬儀委員会

 故韓徳銖議長の葬儀委員会(委員長=総聯中央徐萬述第1副議長、副委員長=許宗萬責任副議長)は12日、故韓徳銖議長に弔意を表した各地の総聯活動家と同胞らに、深い感謝の意を表した。

 葬儀委員会は、東京で行われた故韓徳銖議長の密葬と告別式(総聯葬)に、北海道から九州に至る全国各地から、1万人を超す総聯の活動家と同胞が参列したほか、総聯のすべての機関、朝鮮学校などから弔花や弔電が送られてきたことについて言及した。

 また、総聯の各地方本部にも多くの同胞たちが弔問に訪れ、故韓徳銖議長を偲んで哀悼の意を表したことにも触れ、「すべての総聯活動家と同胞に深い謝意」を表した。

 そして、5月に開かれる総聯第19回全体大会を、愛国精神を貫き、一生を総聯活動に捧げた故韓徳銖議長をはじめとする1世の同胞たちが築き上げた愛国的業績を継承発展させるための、団結の大会、忠誠の大会として迎えるため、よりいっそう活動に励んでいこうと激励した。

「深みある対話」

英外務省書記長訪朝
平壌で記者会見

 10日から平壌を訪問している英国外務省のジョン・カー書記長一行が12日、高麗ホテルで記者会見し、滞在期間に該当部門の担当者と関係発展のための深みのある対話を行ったと述べ、今後政治、経済、文化などの様々な分野で両国の双務関係が発展されていくことを希望する、と語った。

 同日、金永大・最高人民会議常任委員会副委員長が万寿台議事堂で一行と会見。席上、カー書記長は、両国の双務関係改善のために努力すると述べた。また、6・15共同宣言を積極的に支持すると表明、この履行が順調に進むことを願う、と語った。朝鮮と英国は昨年12月に国交を樹立した。(朝鮮通信)

報告書の不備に厳しい質問

国連・人権差別撤廃委
初の対日審査

 日本政府の人種差別撤廃条約順守状況に関する国連・人種差別撤廃委員会による初の審査が8〜9日、ジュネーブの国連欧州本部で行われ、委員たちから、日本政府報告書の不備をつく厳しい質問が相次いだ。

 在日同胞の処遇に関する問題も数多く取り上げられ、チマ・チョゴリ事件などを例に条約が義務づけている人種・民族差別を禁止する法整備の必要性や、外国人の子供の教育権の保障、石原慎太郎・東京都知事の外国人排撃扇動発言の問題点などが指摘された。委員会は今月中旬頃、日本政府への勧告を含む最終見解を採択するが、条約違反とされる事例が多いことから、相当厳しい内容になると予想されている。

 審査は、日本政府が提出した報告書に基づき、政府代表団と委員会が質疑を重ねる形で進められる。日本の多くのNGO代表も同地を訪れ審査を傍聴したほか、委員へのカウンターレポート提出やブリーフィングなど、活発に活動した。

 日本は1995年12月に同条約に加入。義務づけられた提出期限より大幅に遅れた昨年1月、2回分を一括した報告書をやっと提出した。

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