同胞コミュニティー東西南北

卓球ブーム起こしたい

女性同盟神奈川卓球部「フェオリ」

ここに注目!

◆技術の向上

◆部内から指導員出す
◆全国のオモニに輪を広げる

 一昨年11月、県下の女性同盟支部対抗卓球試合が行われた日、あまりにも楽しくて「このまま卓球部を作っちゃえ!」と結成したのがわが「フェオリ」です。

 当時のメンバーは10人。部のネーミングもその日にみんなで決めました。「フェオリ」とは朝鮮語で「つむじ風」を意味します。「部を盛り上げていくためには強いイメージがわく名前がいい」という意気込みでつけたものです。

 その命名が功を奏してかメンバーはすぐに増え、現在は20〜50代の幅広い年齢層のオモニたち約20人が集っています。

 練習は毎月第1と第3土曜日の午前から午後にかけての2時間、神奈川朝鮮中高級学校の体育館を借りて行っています。そして、練習後は必ずそれぞれが持ち寄ったお弁当を広げ、和気あいあいと色々な話に花咲かせます。

 一番多く話題にのぼるのはやはり民族教育についてでしょうか。まだ子どもが小さい1人のオモニを除いては皆、朝鮮学校に子どもを通わせていますから。オモニたちが世代を超えて共に語り合える機会があまりないので、こういう時間はとても貴重です。

 親ぼくを深めるだけでなく、プレー水準も少しずつ向上しています。ほとんどが初心者で、指導者もいなかった私たちにとって、技術を高めるためにはとにかく試合の場数を踏むことが大事でした。そこで昨年4月、横浜市レクリエイション卓球連盟に加盟し、以来1〜2ヵ月に1度、県下の日本のチームと試合を行っています。

 最初は70代のチームにも負けるほどでした。でもそれを機に「もっと強くなりたい」という意欲がもりもりわき、練習にもいっそう熱が入るようになりました。

 現在は加盟している卓球連盟が指導してくれますが、今後はもっと技術を高めて、「フェオリ」の中から指導員を出すつもりです。

 また私たちの活動が、同胞社会で卓球ブームを巻き起こす先駆けになり、全国のオモニたちにこの輪が広がれば嬉しいです。(責任者・李正喜)

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