同胞コミュニティー東西南北

同胞密着、相談業務を強化

東京・足立商工会

ここに注目!

◆商工人サポート徹底
◆職員のレベルアップ
◆他商工会との交流

 東京・足立商工会では、確定申告の相談業務が一段落し、現在は、7月初旬に開く予定の定期総会で、2001年度の具体的な活動目標を打ち出すため、2000年度の総まとめに入っています。

 足立商工会では、5人の専従職員がフル回転し、地域の同胞商工人の生活と経営のサポートに全力を注いでいます。

 しかし、当の同胞に客観的にどう評価されているのかについては、同胞の生の声を聞くほかありません。そこで昨年12月、総聯足立支部管下の13地域(分会)の商工会理事・役員を対象にしたアンケート調査を実施。年末の理事会拡大会議で報告しました。

 アンケートの結果、確定申告業務や法人経理といった実務よりも、「異業種に興味がある」「帳簿の付け方が分からない」といった、経営における初歩的な質問や悩み相談、情報提供について、商工会に物足りなさを感じていることがはっきりしました。

 足立商工会では、同胞に密着した「生活感のある商工会」を目指します。法人・個人を問わず、商工人の実情を把握し、彼らの悩みにきめ細かく対応できるよう、サポート体制を徹底的に確立させます。

 地域の経済専門団体として、私たちはまだ未熟です。いくら同胞へのサービス精神があっても、確かな会計・税務処理能力がなければ会員は離れていきます。

 そこで、職員一人一人がレベルアップを図るため、各種資格の取得や、各地で行われる経済・経営セミナーへの積極的な参加、東京都商工会などとの学習交流に力を入れます。

 このほか、商工会には「地域同胞タウンマップを作ってほしい」「会計ソフトの使い方を教わりたい」といった声が同胞から上がっています。こうしたニーズにも積極的に応える構えです。(康泰英副理事長)

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