第1回 セセデコンサート

27日、サントリーホールで


 4人の若い同胞ピアニストとヴァイオリニストによる、「第1回セセデ(新世代)コンサート」が4月27日、東京・港区のサントリーホールで開かれる。

 若手同胞音楽家の活動の活性化と、新人の育成が目的だ。

 記念すべき第1回目は、申愛聖さん(ヴァイオリン)、趙洙岩さん(ヴァイオリン)、許玲和さん(ピアノ)の3人。

 ゲストには、ドイツ・ベルリン国立音楽大学のピアノ科を首席で卒業し、現在はベルリンを拠点に活躍中のピアニスト、朴順愛さんを迎える。

 申さんと趙さんは、ともに東京音楽大学卒。申さんは、エクアドルで室内音楽の演奏会を行なうなど、国際舞台でも活躍中。趙さんは日本を中心にオーケストラやテレビ出演など、活動の幅を広げている、

 許さんは、北九州朝鮮初中級学校中級部3年に在学中だ。第6回日本クラシック音楽コンクール全国大会(96年)に入選、在日本朝鮮学校ピアノコンクール中学生の部(九九年)で金賞を受賞した。

 コンサート第1部では、ドビュッシーの「ヴァイオリンとピアノのためのソナタ」など五曲を申、趙、許さんがそれぞれ披露。第二部で、尹伊桑の「ピアノのための5つの小品」など3曲を、ゲストの朴さんが演奏する。

 今後、10歳〜29歳の同胞音楽家らが出演し、年1回開催される予定だ。

 4月27日(金)、午後6時30分開演、サントリーホール(地下鉄南北線六本木一丁目駅下車3番出口徒歩5分)。入場料=一般3000円(全席自由)、学生1000円(座席数限定)。問い合わせ=同実行委員会(TEL 03・3376・3218)、チケットぴあ(TEL 03・5237・9999)、CHANGDAN(TEL 03・3234・6121、学生券のみ)。※来年三月に開催予定の第2回コンサート出演者は4月から募集。問い合わせ=K.A.C(コリア・アーツセンター)(TEL 03・3376・3218)

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