川崎高麗長寿会医療セミナー

健康にいい朝鮮料理

恵クリニックの韓院長


 神奈川県・川崎高麗長寿会主催の医療セミナーが3月28日、川崎朝鮮会館で開かれ、恵クリニックの韓啓司院長が「健康と朝鮮料理」と題して講演した。

 韓院長は、朝鮮料理に欠かせない食材であるニンニク、ゴマ、人参は3大健康食材と言われているとしながら、次のように語った。

 まずニンニクには、においを出すアリシンという成分が含まれている。これは殺菌力を高め、スタミナ補助の働きをする。キムチの材料である白菜は、ビタミンCが豊富。ニンニクが加わると栄養価がさらにアップする。

 また、ゴマにはセサモールという抗酸化物質が含まれている。これには悪玉コレステロールを減らすほか、肝機能を向上させ、体内のビタミンを保持する働きがある。

 ゴマを使用した朝鮮の代表的な食材と言えばゴマ油だが、ゴマが過酸化脂質を中和するので、油は油でもゴマ油は体にやさしい。

 人参といえば、朝鮮原産の薬用植物である「高麗人参」があげられる。古くから「不老長寿の霊薬」として伝えられているものだ。

 韓院長は「民族文化の継承と健康のために朝鮮食文化を伝え、受け継ぐことが大切だ」と締めくくった。

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