同胞コミュニティー東西南北

勝ち負けよりも交流深める

朝青神奈川 神港支部野球部

ここに注目!
◆若い朝青員の集まる場に
◆「子供野球教室」開催へ

 朝青神奈川・神港支部野球部には、現在、15人の部員が所属しています。みな仕事を持ち忙しい身ですが、毎週日曜日に集まり、練習に汗を流しています。

 結成は12年ほど前ですが、当初は野球経験ゼロの「寄せ集め」からのスタートでした。試合直前まで人数が揃わず不戦敗になったり、コールド負けが何試合も続くなど、散々な状態でした。

 ですが、野球経験のある朝青員が徐々に入部するようになってから、経験の浅い部員も、技術を一から学ぶことで野球の楽しさを覚えました。試合にどうにか勝てるようになると、部員にも自信とやる気が出てきて、練習に欠かさず出るようになりました。

 部員たちは野球を通じて朝青員と接することが楽しくなり、朝青支部にも積極的に顔を出してくれるようにもなりました。朝青活動と部活動の相乗効果で、支部は今、とても活気づいています。

 毎年恒例の「在日朝鮮青年祝祭」で一昨年に初優勝しましたが、昨秋は同じ神奈川の強豪・南武支部に敗れ準優勝。今年はぜひ優勝を…と言いたいところですが、今年は10代〜20代前半の若い朝青員を育てることに力を入れます。朝青の部活動の目的は勝ち負けではない。スポーツを通じて朝青活動を活性化させ、若い世代が交流を深めるという、朝青の部活動の「原点」に帰ります。

 野球経験がなくても、試合にはどんどん出します。当然、負けるかもしれません。全敗でもいいんです。私たちと一緒に汗を流すことで、朝青活動に興味を持ってほしい。新しい力に期待します。

 また、地域の同胞社会と民族教育の発展に寄与したいとの願いから、地元の朝鮮学校の児童・生徒や幼稚園児、父兄、日校生も呼んで「子供野球教室」を開こうと考えています。朝鮮学校のグラウンドで開けば、日本学校に通う子供たちも朝鮮学校に興味を持ってくれます。近いうちにぜひ実現させたいです。(趙守顕主将)

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