大阪朝鮮歌舞団創団35周年記念公演
「異国の空の下で統一チュムパン!」
OB、OG、現職団員60人出演/民俗性あふれる演目を準備
大阪朝鮮歌舞団創団35周年記念公演「異国の空の下で統一チュムパン(音頭)!」が27日、森ノ宮ピロティーホールで行われる。
民族性あふれる歌や踊りで35年を振り返る公演には、現職の団員とOB、OGら60人が出演する。メインの大合唱・舞踊「異国の空の下で」をはじめ、これまで大阪、奈良、和歌山などの公演で同胞たちから好評を得てきた演目を多数披露する予定だ。 創団記念公演は10年ぶりの開催で、これまで歌舞団を支援してきた同胞商工人やOBたちは公演実行委員会(文祥介委員長)を発足させ、財政面など様々な支援活動に取り組んでいる。 「大阪らしい味を出したい」。出演者たちも総聯本部で週1回、舞踊練習、中大阪初中で週2回、歌の練習に励んでいる。 出演者一同、「同胞たちの温かい視線と拍手の中で歌舞団活動を行ってきた喜びと誇りを、多くの同胞たちと分かち合える公演にしたい」と語っている。 チケット=一般2500円、学生1500円(全席自由) 問い合わせ=大阪朝鮮歌舞団(TEL 06・6323・1564) ◇ ◇ 大阪朝鮮歌舞団 1965年9月4日結成。現在、日本で生れ育ち民族教育を受けた2、3世の11人で構成されている。大阪、奈良、和歌山などの近畿圏を中心に、総聯支部、分会および日本の各種イベントやフェスティバル、学校などで、年間約150回の公演を行っている。 「やはり大阪、と言われる公演したい」/団長の趙正心さん 入団して16年目になるが、新しい世紀を迎えて公演を行うことがで きて胸が一杯だ。異国の空の下で民族の歌をうたい、「愛国の太鼓」を叩き同胞と共に和やかに踊りをおどってきた歴代の先輩たちがいたからこそ、歌舞団は今日まで活 動してこれた。実行委員会、OBたちと一丸になって、同胞たちから「やはり、大阪歌舞団は違う」と言われる公演にしたい。 |