同胞コミュニティー東西南北
「70歳になっても続ける」
女性同盟東京・中杉舞踊サークル「チェンガン」
ここに注目! |
◆朝青と一緒に |
◆歌舞団と同じ練習メニュー |
◆民族の心伝える |
東京第9初級の創立55周年記念公演を終えて(3月)
「チェンガン」は、在日本民主女性同盟結成50周年を迎えた97年6月に再出発しました。それまでも舞踊サークルはありましたが、お茶会の要素が濃くなり「自然消滅」に。でも、「美と健康のためにまた始めたい」というオモニたちの声が高まり、「だったら、女性同盟結成記念の節目に『復活』させよう」となったわけです。その時、約10人のメンバーが誓ったことはただひとつ。「今度こそはサークルを継続させる」。
その思いをいっそう固めるきっかけとなったのが、結成から5ヵ月後に行われた女性同盟結成記念公演への出演でした。 全国のオモニたち1000余人が見守る中での初の「大舞台」。年齢は30〜50代、そのうえまったく素人の私たちが元金剛山歌劇団員などに混じって踊るプレッシャーと、倒れるほどハードな練習に、挫折しかけたこともありました。 でも、その過程を通じて今後、どんな困難にもへこたれない自信、もっと上手になりたいという向上心が生まれたのです。 そのとき踊ったのが、当サークルの名前にもつけた「チェンガンの舞」。今では私たちのレパートリーの1つです。今年3月、地域の東京朝鮮第九初級学校創立55周年記念公演でも披露しました。同校を支えてきた同胞と保護者への感謝、民族の心を受け継ぎのびのび育ってほしいという子どもたちへの思いをいっぱい込めて踊りました。子どもたちが、「あんなに上手だったんだ」と言ってくれたときは本当に嬉しかった。 現在は、東京歌舞団の若い舞踊家を「先生」に迎え、週の夜2時間、歌舞団と同じ練習メニューをこなしています。地域の朝青員も参加するようになり、サークルは日に日に活性化しています。 今後は若いメンバーとともに、新世代に民族の心を伝られるよう70歳になっても続けるつもりです。(責任者・金貞愛) |