同胞コミュニティー東西南北

チームワークの良さで勝負

朝青千葉・東葛支部 サッカー部

ここに注目!

◆朝青員の交流深める
◆青年祝祭予選突破へ
◆機関紙で活動報告

 朝青千葉・東葛支部サッカー部は、一昨年5月に発足したばかりの歴史の浅いチームです。18歳から20代半ばまで16人の部員が毎週土曜日、短時間ながら密度の濃い練習に励んでいます。

 朝青東葛支部の管下には、県内の他の支部に比べて同胞青年の数が少なく、チームを組んでサークル活動を行うのも至難の技ですが、「スポーツを通じて朝青員同士の交流を深め、支部活動の活性化につなげたい」と、サッカー部の発足が決まりました。発足後すぐ、同じ県内の千葉、西部両支部と3チームでリーグを組み、4月(今年は5月)から秋まで毎月2試合ずつ消化しています。

 当時の部員は12、3人。試合に出るのもぎりぎりの状況でしたが、東葛地域青商会がユニフォームを寄贈してくれるなど、地元同胞の温かい支援と声援も受け、7、8、8月のリーグ戦を全勝で終えることができました。

 毎秋恒例の「在日朝鮮青年祝祭」にも、一昨年から出場しました。「全敗するかも」という不安がありましたが、一昨年は97年度優勝の強豪、愛知・東春支部と引き分け。昨年は初勝利を挙げて1勝1分けでしたが、得失点差で惜しくも決勝トーナメント進出を逃しました。一昨年、昨年ともに結果自体は予選リーグ敗退ながら、大いに自信がつきました。

 東葛サッカー部の特徴は、実力不足を補って余りあるチームワークの良さです。初・中級部とも東京朝鮮第1初中級学校(荒川区)に通い、通学コースも十数年間同じ、毎日一緒に満員電車に揺られた仲です。先・後輩の分け隔てなく気心知れた友達同士で、コミュニケーションはばっちりです。

 部員たちは部の活動を通じ、支部にも積極的に顔を出しています。昨年5月には朝青で募金を集めて、祖国の子供たちにサッカーボール数十個を寄贈しました。

 今年も多くの若くて有望な朝青員が部に入ってきました。今秋の在日朝鮮青年祝祭では、予選リーグ突破が目標です。また、5月初旬に創刊する朝青支部の機関紙でも、部の活動状況を逐一知らせていきます。(徐日柱主将)

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