伝統的な民俗芸能


 最近、朝鮮で全国農楽舞コンクールが行われた。

 各道、市、郡で選抜された24の団体が参加した同コンクールは今回、初めて行われたもので人々の関心を集めた。

 出演者はマダンノリ(庭遊び)、サンモノリ(象毛遊び)などの各作品を披露し、かったつで開放的な調子とサーカスのような秀れた演技で農民の楽天的な生活と相互扶助の伝統的な生活気概を立派に表現した。

 農楽舞は長い歴史をもつ朝鮮の民俗芸術である。農業労働と関連した遊びであるこの農楽舞は、労働の疲れをとり、生産を増やすための農民の志向を反映して創作された。 農楽隊は、チャンセナプ(木管楽器の一種)、クェンガリ(鉦)、チャング(長鼓)、プグ(太鼓)などの民俗楽器を演奏したり、踊る人たちで構成される。時には仮面をかぶって舞う人(雑色)も含まれる。

 農楽舞には、全員が列をつくって円を形成し、その円に沿って回りながら多様なチャンダン(拍子)に合わせて踊りをおどる形態と、1人あるいは集団で踊るおどりもある。その中でもチャング手が踊りながら回るソルチャング、プグ手の太鼓踊り、ソゴ手の小鼓踊り、クェンガリをたたく人の踊りが基本をなす。

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