同胞の店

コリアン料理 沈菜
(神奈川県川崎市)

キムチにこだわり
新しいスタイルを追求、月に1〜2品は新作


 「沈菜(ちんさい)」とは、白菜を漬け込んでつくるキムチのこと。「朝鮮民族の食卓にキムチは欠かせない。キムチを原点にして、たくさんの日本人客に朝鮮料理の美味を堪能してほしい」という思いから屋号にした。

 その思いが通じてか、キムチは1日平均100食でるほど好評。昨年、東京・お台場に設けられたイベントコーナー「キムチ村」にも出品した。

 定番は白菜・キュウリ・大根の「盛り合わせ」(400円)だが、秋から冬にかけてはかぶキムチがお目見えする。夏場は大根が辛いので、少し甘めに漬けるなど、季節や素材に合わせて味付けを変えるという。

 店内で「陣頭指揮」をとるのは調理長の金春玉さん。常に「新しいスタイルの朝鮮料理」を追求し、月に1〜2品ほどの割合で新作メニューを考案する。

 中でも女性客に人気なのがミックスチヂミ(600円)。ニラを含め、ニンジン、イカなど13種類の野菜と魚介類が入っている。

 焼肉風串焼は変り種メニュー。特上カルビ(1本350円)、ハラミ(同300円)、上ミノ(同)など、それぞれ肉50グラムを食べやすいように1口サイズに切り、串にさして焼く。

 朝鮮風もちのトックにチーズをたっぷり乗せて焼いたもちチーズ(500円)なども、アレンジメニューの1つだ。

 「客が珍しいね、と言ってくれるような品をどんどん作っていきたい」と、金さんは楽しそうに語っていた。(順)

 読者には生ビール一杯サービス(無期限)。

 メニュー キムチチャーハン(600円)、鉄板焼ホルモン(600円)ほか。

 営業時間 午前11時30分〜午後2時(ランチ)、午後5時〜11時、日休。神奈川県川崎市川崎区砂子1―10―1。TEL 044・200・9993

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