短信


「文化遺跡愛護月間」

 朝鮮で4月は「文化遺跡愛護月間」(以下、月間)であった。1985年から毎年、4月と11月を月間に定め、様々な活動を行ってきた。今年の月間には平壌の安鶴宮城址、中和郷校、平安南道の安国寺、両江道の掛弓亭をはじめ数十の遺跡に対する保存対策を講じたという。各道(市)人民委員会の文化保存局では、地帯の特性に即して遺跡の周辺の風致林造成と保護垣根補修、標識や解説板の塗り直しなど多様な活動を行った。

 また、勤労者と青少年学生に文化遺跡と遺物の保存管理に関する法規範と規定を解説し、映画と出版物を通じた紹介・宣伝活動を行った。

 政府の民族文化遺跡保護政策によって、国の至る所で数多くの遺跡、遺物が発掘され、復元、保存されている。こうして、先祖が創造した貴重な民族文化遺産が現状通りに維持されている。ここ数年だけでも開城の陽書院、平壌の広法寺、法雲庵、慈江道・満浦の望美亭をはじめ多くの遺跡に対する保存対策が講じられている。

大衆文学作品の懸賞募集

 朝鮮では今、全国大衆文学作品の懸賞募集を行っている。募集期間は12月まで。

 小説、詩、児童文学、戯曲、文学評論など、強盛大国建設を力強く推進する人民の活動ぶりや、祖国の自主的統一を目指すたたかい、過去の反侵略・反封建闘争、日増しに高まる朝鮮の対外的権威などをテーマにした作品を募集している。

「愛国図書閲覧室」

 平壌の人民大学習堂(3階)には「愛国図書閲覧室」が整備されている。同閲覧室には祖国の隆盛繁栄と科学技術発展のためにささげる海外同胞の愛国心がこもる図書が収蔵され、毎年、数万人の科学者、技術者、青年学生に図書や雑誌の閲覧サービスを提供している。

 また、科学院を初め数百の主要科学・教育機関や工場、企業所に2000〜5000余部の図書を送っている。10余年間、約80万人が訪れたという。(朝鮮通信)

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