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7人がインターハイへ/大阪朝高ボクシング部 活躍支えよう 後援会が募金 今年度の全国高等学校選抜体育大会(インターハイ)ボクシング部門の大阪府予選が4月21、22、28日、大阪市の浪速高校で行われ、大阪朝鮮高級学校ボクシング部の選手7人がインターハイの出場権を獲得した。 同校からは13人が出場し、権敬三(3年、フライ)、金永明(3年、フェザー)、趙顕則(3年、ライト)、趙顕焙(3年、ライトウェルター)、金周鴻(2年、ウェルター)、宋世訓(3年、ライトミドル)の6選手が予選を勝ち抜いた。崔日領主将(3年、ミドル)は同級の出場者が彼1人のため不戦勝。崔主将は、「インターハイのボクシングで朝高初の金メダルを目標に全力を尽くしたい」と力強く語った。 インターハイは8月1日から熊本県で行われるが、各朝高ボクシング部の全国大会などでの活躍を支えようと、4月に結成された朝高ボクシング部後援会は、大会出場経費などをバックアップするための募金を呼びかけている。大阪朝高ボクシング部OB会も実施。 ◆振込み先 朝高ボクシング部後援会 朝銀宮城信用組合本店営業部 (普)1040833 「朝高ボクシング部後援会会長梁相一」 大阪朝高ボクシング部OB会 朝銀近畿東大阪支店 (普)1062659「朝高ボクシング部OB会梁学哲」 交流拡大のきっかけに/朝鮮学園はじめ4法人 10日に行われた開幕式では、主催者を代表して東京中華学校の張建国副理事長が「今後もこうしたイベントを通じて、外国人学校同士、また日本市民との心のつながりを広げていけることを願う」とあいさつ。来賓を代表して東京都議会の渋谷守生議長、東京都議会日韓議員連盟の奥山則夫会長、日朝友好促進東京都議会議員連盟の桜井武会長が祝辞を述べた。 続いて渋谷議長、張副理事長と東京韓国学園の金龍満校長、東京朝鮮第一初中級学校の呉伯根校長、セント・メリーズ・インターナショナルスクールのブラザー・ミシェル・ジュトラ校長がテープカットを行い、会場を見て回った。 都内の外国人・国際学校が共同でイベントを開くのは初めて。外国人・国際学校の地位向上と権利拡充へ協力、交流の道を模索してきた関係者らの3年越しの努力の結果だという。関係者らは、今後の交流拡大へのきっかけにと期待を寄せている。 朝鮮の各団体引き続き非難 歴史わい曲教科書 日本政府の責任追及 日本政府が史実をわい曲した歴史教科書を検定合格させたことと関連し、朝鮮の各団体が糾弾の声明や談話を発表している。朝鮮職業総同盟スポークスマンは10日、朝鮮民主女性同盟は九日、朝鮮農業勤労者同盟は八日にそれぞれ声明を、金日成社会主義青年同盟スポークスマンは7日、談話を発表し、日本政府を非難した。 朝鮮農業勤労者同盟は声明で、「日帝侵略者の犯罪行為が歴史教科書で美化粉飾されたからといって消すことができると考えるのは大きな誤算だ」と指摘した。 被害者救済法の判定を/従対委が緊急総会 抗議文は、日本政府が日本の侵略史をわい曲した中学歴史教科書を検定合格させ、執筆者の暴言も放置していると抗議。日本政府が性奴隷被害者をはじめ過去の被害者への謝罪・補償を1日も早く立法化するよう強く求めた。 朝鮮で旱ばつ/農業に大きな被害 10日発朝鮮中央通信によると、3月以来、朝鮮で例年にない旱ばつが続き、農業に大きな被害が出ている。 農業省によると、稲、ジャガイモ、トウモロコシ、小麦、大麦の成育に大きな影響が出ている。また春野菜や果樹園の被害面積も広がっている。朝鮮の春の天候で旱ばつがもっともひどかった年は1928年だが、この春の旱ばつは当時よりも深刻だ。予報によると、五月の間も引き続き降水量が少ない状態が続くという。(以上、朝鮮通信) |